「最高の人生の見つけ方」日本版が吉永小百合&天海祐希でベストな理由 プロデューサーが明かす

2019年10月19日 07:00

映画好きならなら誰もが知る名作を日本版に!
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[映画.com ニュース]ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンが共演した同名映画を原案にした「最高の人生の見つけ方」(公開中)。日本版では吉永小百合天海祐希が共演し、ある少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行していくさまが描かれる。米ハリウッドの名作を再映画化するにあたり、キャスティングや製作の過程について、エグゼクティブプロデューサーの小岩井宏悦氏が語ってくれた。

小岩井氏は、本作で描かれる物語について以下のように明かす。「いわゆる“余命もの”はたくさんあるのですが、この映画はその中でも友情を真ん中に置いています。今と言う時代は、バブルの時のような恋愛への浮かれた熱狂は消え、家族がすべて、と言う考え方も古くてピンと来ません。今、死ぬ前に価値あることとして思い出すのは、誰と出会ってきたかと言う広い意味での友人(恋人や家族も含むこともあるかも)だと感じ、オリジナル映画の骨格を日本の女性に当てはめてみました」。

製作過程で最も苦労したのは脚本作りだそうで、なかでも「死ぬまでにやりたいことリスト」の扱いに難航したという。年齢が上がってくると「自分が本当にやりたいこと」が「自分にできそうなこと」をなかなか乗り越えられない。そこで、病院で出会った難病を抱えた12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという設定にすることで、余命宣告された幸枝とマ子が、大胆な行動を起こすことへとつながっていく。

小岩井氏は、今回初めて一緒に仕事をした吉永について「とにかくチャーミング! 誰よりもシャープ! 何より誠実で一生懸命! 一つあるだけでも稀有な美徳なのに、すべてが一人の人間に詰まっていることに会うたびに驚かされています。今回、一緒にお仕事をできた奇跡に本当に感謝しかありません。私の“かんおけリスト”を一つ消すことができました」と人柄を伝える。

そんな吉永演じる幸枝の“相棒”マ子は、吉永からのアイデアで天海がキャスティングされた。2人は2001年公開の「千年の恋 ひかる源氏物語」で共演した際、「いつか『テルマ&ルイーズ』のようなロードムービー映画を一緒にやりましょう」と話していたそう。撮影現場では、身長差のかなりある2人が仲睦まじげに語り合う微笑ましい姿が度々見られ、信頼関係の深い2人だからこそ、役柄に説得力が生まれている。

小岩井氏自身、「恥ずかしながら、これは私の家族の話です。おそらく、この映画で一番号泣した観客は私の家族だと思います」と思い入れの強い作品になった本作。ハリウッド版との違いはあれど、「最高の人生の見つけ方」という物語が持つ核は、確実に継承されている。

(映画.com速報)

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