京都国際映画祭2019は牧野省三特集、内田裕也の追悼上映など

2019年9月18日 07:00

10月17~20日に京都各所で開催
10月17~20日に京都各所で開催

[映画.com ニュース] 吉本興業グループが企画推進する京都国際映画祭2019の開催概要発表会見が9月17日、京都・よしもと祇園花月で行われ、同映画祭実行委員会・名誉実行委員長の中島貞夫、映画祭総合プロデューサーの奥山和由をはじめ、村上圭子京都副市長、アート部門に参加予定の大日本プロレスの浜亮太、アクトレスガールズの安納サオリらが登壇した。

前身の京都映画祭から伝統と志を引き継ぎ、2014年に始まった京都国際映画祭は、映画にとどまらずアート、パフォーマンス、工芸など、枠にとらわれないラインナップが魅力。「映画もアートもその他もぜんぶ」をスローガンに、今年で第6回を迎える。

19年は「映画の父」として尊敬されてきた京都の映画人「牧野省三」没後90年となる。そこで、日本映画史上最高のチャンバラ映画と評される阪東妻三郎主演のサイレント映画「雄呂血」を、現役最高齢の井上陽一氏の活弁付きで上映。さらに中島監督監修による殺陣、ちゃんばらの実演なども行われるという。

さらに深作欣二監督×中島プロデュースで、マキノ正博監督の代表作「浪人街」(1928)をリメイクするという幻の企画について、かかわった映画人にインタビューを行った貴重な映像「浪人街・予告編」もスクリーン初上映となる。中島監督も「『浪人街』のリメイクをやろうということで、おこがましいけどプロデューサーをやるからということで始めたんですが、なかなかうまくいかなくて。じゃサクさん(深作監督)が、俺が撮ると言って。それからいろんな事件が起きまして。最終的に仕方がないから、サクさんと本だけでも仕上げようと3カ月かけて仕上げたけど、やっぱりマキノ正博の時代とは違うわけでね。2人であの時代の映画だったと実感しましたね」と振り返った。

招待作品部門としては、芸術家・草間彌生に密着したドキュメンタリー映画で、11月22日オープン予定のミニシアター「WHITE CINE QUINTO」のオープニング作品となる「KUSAMA INFINITY(原題)」、アクション女優・山本千尋初主演作にして、世界初のアニメ×時代劇連携プロジェクトとなる坂本浩一監督作「BLACKFOX: Age of the Ninja」、六角精児主演の「くらやみ祭の小川さん」、林海象監督・永瀬正敏主演となる「BOLT」などがジャパンプレミア作品として上映される。

その他、高杉真宙主演の「超・少年探偵団NEO Beginning」、今関あきよし監督・モトーラ世理奈主演の「恋恋豆花」、本宮ひろ志の同名コミックを市原隼人主演で実写映画化した「喝風太郎!!」、知英主演の「どすこい!すけひら」といった話題作も上映予定となる。

また、第1回映画祭から特集上映が組まれ、自身もゲストとして毎回来場するなど、京都国際映画祭をこよなく愛したロックンローラー、故内田裕也さんの追悼上映も実施。昨年上映され、好評を博した崔洋一監督作「転がる魂・内田裕也 ザ・ノンフィクション」を再び上映する。

そして今年のアンバサダーは女優の浅田美代子。奥山総合プロデューサーは起用理由を「浅田さんはバラエティーの印象があったんですけど、『エリカ38』が本当に素晴らしい演技だった。日本の犯罪映画で、久しぶりにこんな悪い女の人を見たというくらいに素晴らしかったので、お願いしました」と明かした。京都国際映画祭2019は、10月17日に重要文化財である西本願寺・南能舞台でレッドカーペット、オープニングセレモニーが行われ、20日まで京都各所で開催予定となる。

(映画.com速報)

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