ヨーロッパ企画、満を持して長編映画製作!脚本・上田誠×監督・山口淳太
2019年10月15日 17:00

[映画.com ニュース] 京都を拠点に活動を続ける劇団・ヨーロッパ企画が、初めて長編映画「ドロステのはてで僕ら(仮)」の製作に挑むことが明らかになった。
同劇団の代表の上田誠は、これまでに多くの実写映画(「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン」「前田建設ファンタジー営業部」など)やアニメ作品(「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」)の脚本に参加してきたが、各劇団員もショートフィルムの監督を務めるなど、演劇だけでなく映画や映像作品に注力してきた。その積み上げてきた個々の力を結集し、劇団として初めて製作するオリジナル映画に総力を注ぐことになる。
テーマとなるのは、“時間映画”。同劇団は「サマータイムマシン・ブルース」以降、SFや時間、タイムマシンをたびたびテーマにしてきた。これまでにも同テーマで短編映画(「ゴ」「ハウリング」「恋の小フーガ」「タイムブック」)が手がけられ、その後も水面下で模索が続けられてきた。
今作のタイトルにもある「ドロステ」とは、絵の中の人物が自分の描かれた絵を持ち、その絵の中の人物も自分が描かれた絵を持ち……という無限に続く入れ子のような構図を指す。映画は、雑居ビルにあるバーで起こったSFめいた事象を描くもので、テレビとテレビが「時間的ハウリング」を引き起こし、2分前と2分後がつながった、という設定になるようだ。
今作でも脚本を手がける上田は、「これまで時間映画というものをひたひたと研究してきまして、時が満ちた思いです。劇団で映画をやってみようなんて大それた試みなので、欲張ったことはしません。企画性の一点突破です!」とコメントを寄せている。メガホンをとる同劇団の山口淳太監督は、「監督はまとめ役だと思っています。メンバーみんなのアイデアを集約し、これまでヨーロッパ企画が培ってきた映像制作の集大成としての1本を作ります。気合が入ってきました。ご期待ください!」と意欲をみなぎらせている。
撮影は、2020年1月から京都で始まる。同年春にトリウッドほか全国で順次公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
知らないとめっっっっっっっちゃ損!
【“500円”で観られる!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー