ドロステのはてで僕ら
劇場公開日:2020年6月5日
解説
「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。とある雑居ビルの2階。カトウがテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。「タイムテレビ」 の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが……。主人公カトウ役の土佐和成をはじめとする劇団メンバーのほか、朝倉あき、藤谷理子らが出演。原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、山口淳太が務める。
2020年製作/70分/G/日本
配給:トリウッド
スタッフ・キャスト
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2023年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 『サマータイムマシン・ブルース』の上田誠さんが脚本担当なのが、良く分かる作品。それにしても作品構成、良く考えたなあ。-
■2階の部屋と1階のカフェが2分の時差でつながっていることを知るカフェのオーナー、カトウ。
“タイムテレビ”の存在を知ったカフェの常連客たちは、先の未来を知ろうと躍起になって行くが、結果的に、暴力団にチンピラを含め、さまざまな人々を巻き込んで事態はややこしくなっていく。
そして、時間を弄んだとして、未来からタイムパトロールの人達がやってきて・・。
◆感想
・ほぼ同じ場所で、全編長回しで撮影されているため、最初は頭の中が混乱する。
・が、冷静になって観ていると、良く寝られた脚本である事が分かって来る。
・2分違いのカフェの人達を映し出す”タイムテレビ”の発想も面白い。
<「ドロステ」の意味を理解した上で鑑賞すると、今作は、より面白くなるかな。120分だとキツイ感じだが、70分だとサクッと見れて良いね。
”未来を知って、過去の自分達に有利な情報を得ようとしては駄目だよね!気持ちは分かるけれど。”とも思った作品であり、低予算だけれど、頑張って映画を作る製作者の方々の熱意が伝わって来た作品でもある。>
2分後の未来が映るというだけのテレビ。
一見ショボそうに感じるが、それが重なったり移動したりすることによって、テネット並みに難しい時系列が生まれる。
そういうことか!となったときの気持ちよさが半端じゃない。
2022年9月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
すごい丁寧に作られてる。
くだけた感じも適度で良かった。
頭ごちゃごちゃになるけどそれもまた面白い。
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たった2分の未来とつながると言うのがミソ。良く考えられてるけど途中あまりにバカっぽくてイライラしてしまった。