ドロステのはてで僕ら

劇場公開日:

ドロステのはてで僕ら

解説

「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。とある雑居ビルの2階。カトウがテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。「タイムテレビ」 の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが……。主人公カトウ役の土佐和成をはじめとする劇団メンバーのほか、朝倉あき、藤谷理子らが出演。原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、山口淳太が務める。

2020年製作/70分/G/日本
配給:トリウッド
劇場公開日:2020年6月5日

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(C)ヨーロッパ企画/トリウッド2020

映画レビュー

4.0ヨーロッパ企画の超一級品、時間の魔法に酔いしれる

2024年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

パリの街並みに鮮やかな世界を描くような洋画より、日本の何処かの片隅で小さくて大きな事件が起きる、こんな映画がやっぱり好き。京都と時間、上田誠氏の真骨頂と爽やかなスパイス。それが何とも快い。

5月に観た作品のレビューも溜める程に忙しくなった、社会人2ヶ月目。少し風邪を拗らせながら、本日初めて1つ結果を出せた。そんな日にはステーキとビール、そして映画。自分を褒めよう。そんな高ぶった感情に細やかなハッピーをくれた。こんな夜は2分後でも知らなくていいけどね。

なんといっても、タイムパラレルとそれを作り出す緻密な世界観。それをヨーロッパ企画の面々で繰り広げてくれるのもまた良い。本多力さんを始めとしたテレビ露出の多い方から、舞台を畑とするキャストが普遍的でありながら可笑しい世界観を巧みに引き出している。それを裏付けるメイキングをエンドロールと共に流してくれるのも良い。

2分後の未来が知れること。それが良くも悪くも作用する。てんやわんやしつつ、冷静に乗り切ろうとする主人公の誠実さが機能。キャラクターのテンションもどこか舞台を感じさせ、作品のテンションを引き上げる。そして何より、どう転ぶか分からないからこそ見えてくるメッセージのしなやかさ、これがグッとくる。

個人的に、朝倉あきさんをお招きしたことで、藤子・F・不二雄氏の作品に通ずるザ・ヒロインの振る舞いを作品に纏わせることが出来たと感じる。ドラえもんのしずかちゃんであり、巻き込まれただけのヒロインでもある。でもそれが良く映るのだから、作品の造詣がまた髄まで行き渡っていることを感じさせる。

ずーっと観ようと温めていたが、サクッと観れてグッと引き込まれる。それでいて軽やかにメッセージを突き刺してくる。本当に面白い作品とは、実は、単純だけど深いモノなのかもしれない。

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たいよーさん。

3.0面白い構造に感心。 ピックを最初に見つけた人は?スクラッチを最初に...

2024年2月18日
iPhoneアプリから投稿
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KQ

4.5タイムループ作品の最高峰!

2024年2月18日
PCから投稿

同じくヨーロッパ企画さんの映画『リバー、流れないでよ』があまりにも面白かったので、その前作であるこちらの映画を視聴。
めちゃくちゃ面白かったです。
『リバー、流れないでよ』の完全な原形でした。『リバー、流れないでよ』はこの映画の発展系です。本作を見て『リバー、流れないでよ』を見てない方は絶対に見てください。

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みる

4.0起きてる出来事に対して中身がみみっちいのが良さ

2023年11月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

スマートフォンによる全編ワンカット作品で、そこが見所の一つといえるだろうが、ここ数年はカメラの小型化(スマートフォンでもクオリティの高い映像が撮れるようになった)によりさほど珍しいものでもなくなってしまった。
ただ、ワンカットだからこそ浮かび上がる笑いというのはあったかなと思う。なので、ワンカット自体が無駄だったとは思わない。

さて内容についてだ。突然訪れる2分のズレ。ここからドタバタしたコメディに突入していくのだが、自分がもしその状況に置かれたらそんなお気楽な感じにはならんだろうなと、まずツッコミたくなる。
しかし、そこが本作のキモなのだろう。普通はありえない状況からありえない反応をすることで生まれるドタバタ感とノリの軽さ。それが面白いのだ。
つまり、コイツらアホなのか?と感じてしまうことがすでに笑えるんだな。

ちょっと期待したほどの内容ではなかったけれど、この手のユルいコメディはそれはそれで価値がある。

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つとみ
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