野田洋次郎×上白石萌音「楽園」主題歌、10月14日配信 映画とのコラボMVも完成
2019年9月30日 07:00

[映画.com ニュース]綾野剛、杉咲花、佐藤浩市の共演作「楽園」の主題歌で、人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎と、女優の上白石萌音がタッグを組んだ「一縷(いちる)」が、10月14日から配信シングルとしてリリースされることが決定。メガホンをとった瀬々敬久監督が監修し、長野に実在する映画のロケ地で撮影されたコラボミュージックビデオ(https://youtu.be/B6F2PqpE9gg)もお披露目された。
「悪人」「怒り」などで知られる吉田修一氏の著作「犯罪小説集」をもとに映画化。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女失踪事件が起こった。未解決のまま12年の月日が経ち、事件直前まで被害者と一緒にいた親友・湯川紡(杉咲)は事件を引きずっていた。そして再び少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす中村豪士(綾野)が容疑者として浮上する。一方、Y字路に続く集落では、養蜂家・田中善次郎(佐藤)が村おこし計画のこじれから、村八分状態にされてしまう。孤立した善次郎は次第に正気を失い、想像を絶する凄惨な事件へと駆り立てられていく。
新海誠監督作「君の名は。」の音楽を手掛けた野田と、ヒロインの声を務めた上白石。同作以来3年ぶりとなる「楽園」で、野田は上白石に初めて楽曲「一縷」を書き下ろした。ミュージックビデオは、映画の製作チームが結集し7月に撮影を敢行。野田が本編を見てから同曲の作詞・作曲を行ったと聞き、瀬々監督が「上白石萌音を、映画の原風景にの中に立たせたい」と構想したという。その結果、物語のキーとなるY字路などで新たに撮影した上白石の映像と、劇中シーンが組み合わされた。上白石が劇中の世界に溶けこみ、登場人物たちを見守っているような映像に仕上がっている。

美しい歌声を披露した上白石は「映画の中でとても印象的だった場所を訪れることが出来て、とてもメモリアルで、光栄で、一生私の中に残る経験でもありました」と述懐。「何度も『一縷』を聞きましたが、初めて聞いた時の心が震える感じや、初めて声に出して歌った時の感動が変わらないんですよね。洋次郎さんが『この映画の最後の小さな光になれるような、そんな曲に出来たらいいね』と願って書かれた言葉が持つ力や、音を聞いて琴線に触れる感じを、ずっと感じることが出来ました」と語った。
瀬々監督は「出だしの言葉の強さ、それを発する声、透明さの中にある決心のようなもの。初めて聞いた時、まずそこにグッと来ました。野田洋次郎さんと上白石萌音さんによるこの曲は映画に『希望』を与えてくれたように思います」と印象を明かす。「歌詞の中にある『荒野』、『楽園』というタイトルを考えた時、奇しくも浮かんだ言葉です。『荒野』と『楽園』は表裏一体。『楽園』は自分たちで作るしかない。優しいようでいて、切り拓こうとする魂、まさにそういう曲です」とコメントを寄せた。
「楽園」は、10月18日から全国公開。
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