菅田将暉、“新星”YOSHIを絶賛「新人類であり、興味深い生き物」
2019年8月26日 16:54

[映画.com ニュース] 大森立嗣が監督・脚本を手がけた青春映画「タロウのバカ」の完成披露上映会が8月26日、都内で行われ、大森監督をはじめ、主人公タロウ役で俳優デビューを飾るYOSHI、共演する菅田将暉と仲野太賀が舞台挨拶に立った。
戸籍を持たず、通学経験もない少年タロウと、彼の仲間である高校生のエージ(菅田)、スギオ(仲野)が奔放な日々を送るなか、偶然手にした拳銃によって、過酷な現実と向き合う姿を描く。
大森監督が20年以上にわたり、温め続けた企画で「ほぼ1作目の脚本で、ストレートな気持ちが込められている。(映画化まで)長い時間がかかったが、ずっとやりたいという気持ちがなくならなかった」と強い思い入れ。樹木希林さんが出演した「日日是好日」の興行的な成功も後押ししたそうで「おかげで撮りやすい環境になった。やっぱり、ヒット作は大切」と語った。
何より、YOSHIとの出会いが原動力だったといい「そこに菅田と太賀が乗ってくれた」。現場では「YOSHIが僕の膝の上に乗って、『これ終わったら、ゲーセン行こう』って(笑)」とその自由奔放な言動に苦笑い。それでも「YOSHIを迎え入れるということは、逆におれら現場が問われていた」と振り返った。
現在16歳のYOSHIは「緊張する」と壇上で落ち着かない様子。大森監督との初対面については「まずお母さんのところに台本が来て、読んだら、やべー、面白いって。で、たっちゃん(大森監督)に会いに行って。なんだかんだで決まった。最初は過激だって、お母さんに反対されたけど」と無邪気な口調で明かしていた。
そんなYOSHIの姿に、「いやあ、もう絶句でしたね。新人類であり、興味深い生き物。エピソードはあり過ぎる」(菅田)、「10歳くらい離れていますけど、礼節というものを飛び越えて『あっ、よろしく。太賀でしょ? 何度か見たことあるよ』みたいな(笑)」(太賀)とやはり最初は驚いたという。
それでも、菅田は「生かすも殺すもおれら次第だなと。しょうもないことで未来が奪われないために、何を教えたらいいか。太賀と作戦会議を開いた」とYOSHIの才能を絶賛。「YOSHIにしかタロウは演じられないし、YOSHIが演じたからタロウになった。ぜひ、YOSHIというスーパースターと出会って」と本作をアピールした。
「タロウのバカ」は、9月6日からテアトル新宿ほか全国で公開。R15+指定。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
「ズートピア2」観た人の感想は?
「大好き」「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「メロすぎ」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ