シルベスター・スタローン、「ロッキー7」は移民問題がテーマと明かす
2019年8月4日 11:00
[映画.com ニュース]シルベスター・スタローンが「ロッキー7(仮題)」を準備していることを、米バラエティの取材で明らかにした。
スタローン主演・脚本の「ロッキー」は、シリーズ第6作「ロッキー・ザ・ファイナル」(06)で完結。その後、スピンオフとなる「クリード チャンプを継ぐ男」(15)と「クリード 炎の宿敵」(18)が作られており、これらの作品でスタローンは主人公アドニスをサポートするロッキー役として出演する一方、製作総指揮を務めている。
米バラエティのインタビューで、スタローンは「ロッキー」の前日譚を描くテレビドラマと平行して、「ロッキー」の新作映画を準備していると告白。具体的には「クリード 炎の宿敵」以降のロッキーを主人公にしており、不法移民の若者を支援するというストーリーだという。
「ロッキーは、妹に会うためにこの国にやってきた怒りに満ちた若者と出会う。彼を自分の生活に招き入れたことから、ロッキーの冒険がはじまることになる。最終的には二人はメキシコに行くことになる。とても、とてもタイムリーな映画だ」とコメント。不法移民といえば、トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設すると宣言して以来、アメリカ社会を分断するトピックとなっている。
なお、「ロッキー7」の実現の可能性について聞くと、スタローンは「連中は明日にでも作って欲しいと言っている」と返答。「クリード」シリーズと平行して「ロッキー」も継続することになりそうだ。