山崎まさよし×篠原哲雄監督「影踏み」主題歌入り予告編&本ポスター完成!
2019年8月1日 07:00
[映画.com ニュース]シンガーソングライター・山崎まさよしが「8月のクリスマス」(2005)以来約14年ぶりに長編映画主演を務める「影踏み」が、11月8日からの群馬県先行公開を経て、11月15日より全国公開されることが決定。あわせて、本ビジュアルと予告編がお披露目された。
原作は「64 ロクヨン」「クライマーズ・ハイ」などで知られる作家・横山秀夫氏の同名小説。今作がスタートしたきっかけは、16年の「伊参スタジオ映画祭」(群馬県・中之条町)に、山崎、「花戦さ」の篠原哲雄監督、横山氏がゲストとして参加したことだ。元々互いのファンだった山崎監督と横山氏が意気投合した結果、18年3月に実写映画化を発表。山崎と篠原監督は「月とキャベツ」」(96)以来、約22年ぶりのタッグを組むことになった。
単なる空き巣とは異なり、深夜に寝静まった民家に侵入し盗みを働く泥棒(通称:ノビ師)の男・真壁修一(山崎)。彼は、その忍び込みの技術の巧みさゆえに、警察から“ノビカベ”とあだ名をつけられるほどのすご腕だった。ある深夜、県議会職員宅に忍び込み、偶然放火殺人未遂を目撃した真壁。この事件をきっかけに、心の奥底に押し込めていた20年前の事件の記憶が呼び醒まされ、運命の歯車が動き出す。
山崎のほか、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、竹原ピストル、中尾明慶、滝藤賢一、鶴見辰吾、大竹しのぶといった豪華な顔ぶれがキャスティングされた「影踏み」。予告編では、各キャストが愛憎だけでなく、怒りや悲しみを爆発させた渾身の演技を披露。犯罪ミステリーという側面に加え、登場人物たちが織り成す人間ドラマへの期待をあおる内容となっている。
また、山崎が本作のために書き下ろした主題歌「影踏み」を初披露。同曲は、撮影中に制作がスタートしており、“エンドロールで流れる主題歌までがひとつの作品になる”ことを意識して生み出されたもの。主人公・真壁の揺れ動く繊細な感情と奥深いドラマを想起させ、悲哀と力強さが込められたミディアムバラードとなっている。
「影踏み」は、11月8日からの群馬県先行公開を経て、11月15日より全国公開。