「世界一キライなあなたに」原作者の新作を「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」監督が映画化
2019年7月19日 16:00

[映画.com ニュース]大ヒット映画「世界一キライなあなたに」の原作者として知られる英作家ジョジョ・モイーズの新刊「The Giver of Stars(原題)」の映画化権を、米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得した。米バラエティによれば、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」のオル・パーカー監督が自ら脚色し、メガホンをとる。
今年10月に米ペンギン・ランダムハウスから出版される「The Giver of Stars(原題)」は、大恐慌時代の米ケンタッキー州で、人里離れた山間の村に暮らす人々が読書を通じて視野を広げ、より豊かな人生を歩むことが出来るよう、危険をかえりみず本を届け続けた若い女性たちの実話を基に、愛や友情、信念を貫き通す勇気や忠誠心といったテーマを追求する。
世界40カ国以上で翻訳されたモイーズのベストセラー恋愛小説「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」を、エミリア・クラーク&サム・クラフリンの共演で映画化した「世界一キライなあなたに」は、世界興収約2億ドルの大ヒットを記録。
同作の製作を手がけたアリソン・オーウェンとデブラ・ヘイワード(「レ・ミゼラブル」)がプロデューサーを、モイーズが製作総指揮を務めるとのことだが、原作が今秋刊行とあって、映画化に向けた準備が本格始動するのはだいぶ先になりそうだ。
母国イギリスで、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」「17歳のエンディングノート」などインディペンデント系の秀作を手がけた後、ABBAのヒット曲でつづる人気舞台ミュージカルの映画化「マンマ・ミーア!」の10年ぶりとなる続編「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」を、世界興収3億9500万ドルの大ヒットに導いたパーカー監督は、英作家マット・ヘイグの児童書「クリスマスと呼ばれた男の子」をギル・キーナン(「モンスター・ハウス」)のメガホンで映画化するNetflixの新作で脚本を担当している。
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