ライアン・レイノルズ、ドウェイン・ジョンソン&ガル・ギャドットの新作映画に参加
2019年7月12日 11:00
[映画.com ニュース] 「デッドプール」で知られる人気俳優ライアン・レイノルズが、ドウェイン・ジョンソン&ガル・ギャドット主演の新作アクション「Red Notice(原題)」に主要キャストとして新たに加わったことがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
「セントラル・インテリジェンス」「スカイスクレイパー」でジョンソンとタッグを組んだローソン・マーシャル・サーバーが脚本・監督を務める同作は、インターポールの熱血捜査官(ジョンソン)と最重要指名手配の美術品泥棒が世界を股にかけて繰り広げる追跡劇を、コメディタッチで描くアクションスリラー。
昨年2月、争奪戦の末に世界配給権を獲得した米ユニバーサル・ピクチャーズは、2020年11月13日の全米公開に向け順調に準備を進めているものとみられていた。しかし7月8日(現地時間)、Netflixはユニバーサルから配給を引き継いだうえで、正式にゴーサインを出したと発表。ユニバーサルが来年のラインナップの目玉として掲げていた大作とあって、思わぬ急展開に業界内からは驚きの声が上がっている。
Deadlineが関係者から入手した話によれば、サーバー監督は脚本が完成した6月末、製作費や撮影スケジュールといった具体的な計画について話し合いの場を設けた際、ユニバーサル側がネガティブな反応を示したことから、配給権をめぐる争奪戦で次点となったNetflixに打診。それからわずか10日後、同社の映画部門を率いるスコット・ストゥーバーは、サーバー監督に全面的な支持を約束したという。
ジョンソンの出演料2000万ドル(約21億円)を含めた製作費は推定1億3000万ドル(約140億円)と、Netflixオリジナル映画としては最大の規模になるものと予想されるが、そこにはハリウッドのトップスター3人の豪華共演による世界的ヒットシリーズに発展させようという狙いもあるようだ。
「カリフォルニア・ダウン」や「ランペイジ 巨獣大乱闘」「スカイスクレイパー」などジョンソン主演作を数多く手がけてきたフリン・ピクチャーズのボー・フリンとともに、自身の製作会社セブン・バックス・プロダクションを通じてプロデュースを手がけるジョンソンは、「既存の垣根を打ち破る真にグローバルなイベント映画を目指すにあたり、Netflixほど最適なパートナーはいないと確信している。映画製作におけるあらゆる側面で積極的なコラボレーションを促進する姿勢にも、世界中の観客を楽しませたいという純粋な熱意にも、感銘を受けずにはいられない」と新たなパートナーに敬意を表すると同時に、「製作から配給、そして鑑賞に至るまで、映画の在り方が日々進化し続けるなか、我々セブン・バックスも常に最適なプラットフォーム、最適なパートナーを模索している。ローソン・サーバーが書き上げた素晴らしい脚本に、ガル・ギャドットとライアン・レイノルズという最高の共演者を迎えて、撮影に入るのが待ちきれないよ」と興奮した様子で語っている。
「Red Notice(原題)」は20年配信・公開を目指し、早ければ今秋にもクランクイン予定。