スカイスクレイパー 劇場公開日:2018年9月21日
解説 「ワイルド・スピード」シリーズや「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」などの大ヒット作で活躍する人気アクション俳優ドウェイン・ジョンソンが、高さ1000メートルを超える超高層ビルを舞台に、犯罪組織が巻き起こした火災から家族を救出するため孤軍奮闘する主人公を演じたアクション大作。かつてFBIの人質救出部隊のリーダーとして活躍していたウィルは、ある事件で左脚が義足になる大怪我を負い辞職するが、それから10年を経た今は、愛する家族も得て、危機管理コンサルタントとして働いていた。香港に建設された高さ3500フィート(1066メートル)の史上最大のビル「ザ・パール」の本格開業に向け、ビルのオーナーのジャオから安全管理のチェックを任されたウィルは、家族を伴ってザ・パールに滞在するが、ビルに隠されたある秘密を狙う犯罪組織もまた、ザ・パールに侵入しており……。監督・脚本は、「セントラル・インテリジェンス」でもジョンソンとタッグを組んだローソン・マーシャル・サーバー。
2018年製作/102分/G/アメリカ 原題:Skyscraper 配給:東宝東和
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2020年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
Skyscraper is a gritty action film with Brosnan-era James Bond machine gun fire, S.W.A.T.-like macho, and a Die Hard-inspired plot line--all with the Jurassic World mentality of over-the-top technology bravado and China-Hollywood super-funding. It's almost a sci-fi film but who's to say it is if the concept is all rooted in the ground. "Rock" Johnson proves he's the best man for numbing action.
ロック様好きとしては昨今の大活躍は嬉しい限りで、そんな中でも明らかに「大味だけど頼れるお父ちゃんが家族を守る」というパターンが固定化しつつある。『カリフォルニア・ダウン』も続編があるらしいし、もはや一ジャンルの様相を呈してきているのが可笑しい。 戦略なのか偶然なのかはわからないが、アクションスターが演じる主人公に「家庭人としては向かない」という定型がある中で、ロック様は明確に「家庭人としても合格で、いざという時は頼れるお父ちゃん」像を打ち出している。それって旧来の価値観への懐古のようでいてちょっと違う、完全無欠な父親像ではないかと思う。 そして、どんな緊急事態にも対応できて、筋肉とガッツで悪者をやっつけ、頭もよくてユーモアがあって、家事や子育てを任せても大丈夫そうというこの異様なパーフェクトマンもロック様だからこそ成立しているわけで、ロック様はいま現存する最高のファンタジーなのではないかという仮説を立ててみた。
2018年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会
地上1,066メートルで240階の超高層ビル、というか、ほぼ宇宙ステーション内で発生した火災により逃げ場を失った家族を救出するために、隣のハシゴからビルにダイブする父親⁉︎そんな有り得ないことを有り得るかのように見せられるのは、現ハリウッドでこの男だけ。「ランペイジ 巨獣大乱闘」で改めて証明されたように、ドウェイン・ジョンソンの過剰な筋肉は不可能を可能にする魔法のツールだったのだ。ああ、スティーブ・マックイーンがファイアーマンになって高層ビル火災鎮火に尽力した「タワーリング・インフェルノ」はまさに前世紀の遺物。時代と共に進化する映画の宿命と、それでも超えられない映画のオリジナリティについて、ちょっぴり考えさせられた最新デザスタームービーなのだった。
2018年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
ジャンルは若干違えどテイストは近い「MEG ザ・モンスター」よりも楽しめた。ご都合主義でリアルさを重視しない筋、CGの物量作戦(どちらも中国資本が入っているのが大きい)という点では似たり寄ったりだが、ステイサムの敵がCGの鮫だったのに対し、ロック様の相手は生身の悪党たちに高層ビル火災。プロレスラー出身ゆえ格闘アクションの見せ方は心得ているし、高所や火事という身近な恐怖も緊張感を高める。 アクション映画好きなら、「ダイ・ハード」「タワーリング・インフェルノ」「逃亡者」「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」そして「燃えよドラゴン」といった名作を彷彿とさせる設定やシーンの数々に心踊らせるに違いない。そうした場面が、(一応は)破綻のないストリーラインに沿って幕の内弁当のようにみっちり詰まっている。これならご都合主義も大目に見よう。アクション娯楽作のお手本のような作りだ。