堀田真由、世界で最も邪悪な心理学実験に参加… 主演作「プリズン13」8月30日公開
2019年6月18日 17:30
[映画.com ニュース]女優の堀田真由が主演を務める「プリズン13」が、8月30日から公開されることが決定。1971年に実施された世界で最も邪悪な心理学実験として知られる“スタンフォード監獄実験”を基にした密室サスペンスが描かれる。
人気Vtuberソフィアの“公開実験”に参加することなった女子大生のマリ(堀田)。実験現場に到着した彼女の目の前に現れたのは、4メートル四方の巨大な監獄。その実験とは、12人の被験者を看守と囚人に分け、監獄生活を疑似体験させるものだった。ソフィアの狙いは、そこで立場や役割によって人格が変化するかを確かめるというもの。7日間、この奇妙な部屋で看守になることになったマリだったが、実験は次第にエスカレートしていき、ついに死者が出てしまう。
テレビドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」の好演も記憶に新しい堀田は、「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」(9月6日公開)、「超・少年探偵団NEO Beginning」(10月25日公開)、「殺さない彼と死なない彼女」(今秋公開)、「108 海馬五郎の復讐と冒険」(今秋公開)といった話題作へ立て続けに出演する注目株。本作では、監獄のなかの心理実験という極限状態に追い込まれた主人公マリ役として、迫真の演技を披露している。
「現場では12台のカメラを設置して撮影を行ったのでドキュメンタリーのような臨場感溢れるリアルな映像になっているのではないかなと思います」と撮影を振り返る堀田。「マリをはじめとするキャストひとりひとりの視点に寄り添うと何通りもの見え方が生まれ、受け取っていただける感情も様々で面白いと思います。ぜひ、老若男女問わず沢山の方に見ていただけますように」とアピールしている。
メガホンをとるのは、「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。「エミアビのはじまりとはじまり」以来の監督作について「沁みだした悪意がヒトを狂わせる。そこには腑に落ちる理由など無い。死活問題が遊びや戯れという名で上塗りされるイジメの構造と類似しています。見終わった後、笑う人と吐く人が半分も出ればこの映画は成功と言えるでしょう」と説明。「聡明さや器用さは俳優にとって諸刃の剣で、撮影中、堀田とそれに連なる話しをしました。その日から堀田は変わりました。この作品には堀田の、なかなか見られない姿が映っているのでは、と思います」とコメントを寄せている。
「プリズン13」は、8月30日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国公開。