殺さない彼と死なない彼女
劇場公開日:2019年11月15日
解説
SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックを、「帝一の國」の間宮祥太朗&「ママレード・ボーイ」の桜井日奈子のダブル主演で実写映画化。何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく。「逆光の頃」の小林啓一が監督・脚本を手がける。
2019年製作/123分/G/日本
配給:KADOKAWA、ポニーキャニオン
スタッフ・キャスト
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大変前に、TSUTAYAのレンタルで観ました。
その店は最近潰れた。
何で、思い出したのか、主人公に同化した夢を見た。
なんだか、とにかくセツナカツタ。
間宮祥太朗にはそんな心象風景が似合う気がする。
近くにTSUTAYAがないのでテレビで放送されるしか再度見る方法がない。
この映画の題名を見るたびに切なくなる。
感傷的になれる、ときどき笑いも感じられるかも、最後に命の大事さに気づかせてくれるかも、不思議な映画、どうぞ。
2023年2月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
「映画.com」のブラウザ版で、
プロフィールに「生涯ベスト5」みたいなのがあります。
偶に更新するのですが、
他の方のもよく参考にします。
その中で、
高明なレビュワーであるmasamiさんが、
邦画限定とはいえ、
今作を1位にしておられました。
他の4作は知ってます。
(嘘です。「ちはやふる」は一つも観てません😭)
でもこの1位は何❓
とっくに上映も終わっていたので、
アマプラでマイアイテムにクリック。
以前も書いたかもですが、
フライヤーからタイトルから、
「高校生の恋愛事情」みたいなのが前面にくると、
どーしても倦厭してしまうオジサン。
で、主演が櫻井日奈子と間宮祥太朗。
お二人はよく存じないですが、
コメディっぽい印象が何となくある。
コレだけ期待薄で、
大逆転の感動作というのも過去あったけど、
さて如何に。
3組のカップル、いや仲良しが、
全然違うのが良いですね。
小坂と鹿野のプラトニックな関係。
地味子ときゃぴ子の不動の友情。
八千代と撫子の初恋感。
ヤバいな。こーゆーの大好きやん😍
それぞれがキャラの立った白眉な演技を見せ、
この3組の結末が無茶苦茶気になります。
そのオチのフックになっていたのが、
序盤に拡散されていた動画だとわ‼️
そして漸くあのシーンで繋がると。
繋がってもないけど、
観てる側に時系列を説明する為のシーンではあります。
その微かな繋がりがまた良い余韻です。
この3組の中で、
小坂、きゃぴ子、撫子は
とても愛おしいキャラでした。
「ブッサイクだなー」て言いながら
キスするツンデレ男子の極みが良い❗️
きゃぴ子の
「自分でかわいいて言わなきゃ、
誰が言い続けてくれるの❓」
結構名言だなーと感じる。
すかさず「きゃぴ子はかわいいよ」
という地味子の、
漫才の相方並みのフォローが良い❗️
撫子ちゃんは、
トータルの言葉使いがとてもツボでした😍
無垢感も相まって、
「オレも好き❗️」
惚れてまうやろー‼️
成程、良い映画でした。
こーゆー小さな作品で良作って、
邦画ではよく見かけるけど、
どーしてビッグバジェット作品になると、
残念なのが多いのだろうか。
忖度が多くなるんでしょーね、多分。
と言うわけで、
masamiさん、
勝手にお名前使用した上、
良い作品を教えて頂き、
誠にありがとうございました‼️🙇🏻♂️
※
冒頭のプラウザ版のプロフィールに、
SNSのID載せたので、
気軽にアクセスしてみて下さい🙏
特に何もやってません🤣
2023年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
希望をなくしたような厭世的な彼、ちょっと変わったところのある自殺願望の彼女。相手への興味が次第に恋愛に移り変わっていく感じ。交わす言葉は少なく、照れ隠しの正反対の言葉で突き放すものの、一緒に屋上で過ごし、一緒に帰り、一緒にアイスクリームを食べることが魅かれ合っている何よりの証。
ほかに2組の高校生の恋愛模様を描いていて群像劇なのかなと思いきや、後半になって急遽、シリアスな展開になるのがこの映画の特徴でした。
相手の死によって、好きなこころがむき出しになって、好きだった記憶はいつまでも残る。死は極端だったけれど、それまではああした若さゆえの、恋愛のひとつのかたちをみたような映画でした。
2022年12月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
…気になる子
それは好きなる子
お互いに死ぬ殺すと
短い言葉で話す
究極のコミュニケーション
幼稚園児の様
孤独だったふたりに
心地よい空間ができた
何でも話せる相手だった
言葉が悪くても
彼の優しさが垣間みられる
彼女を気づかって見守っている
…彼がいた
…彼が居なくなって
夢の中で…彼からのメッセージ
前を向いて生きて欲しい
…そして
時どき僕を思い出してほしい
死ぬことばかり考えていた
鹿野にとって
…生きる意味が持てた
前向きになっていく鹿野が
清々しく感じる
漫画の世界だけど…
上手く映像化されてる