人気子役・新津ちせ&斎藤工、ミッシェル・オスロ監督最新作の日本語吹き替え声優に!
2019年6月3日 12:00
[映画.com ニュース] 人気子役の新津ちせちゃんと俳優の斎藤工が、フランスアニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督の最新作「ディリリとパリの時間旅行」の日本語吹き替え版声優を務めることがわかった。
「キリクと魔女」「夜のとばりの物語」で知られるオスロ監督が物語の舞台に選んだのは、19世紀末から20世紀初頭のパリ。新たな芸術や科学技術が花開き“ベル・エポック”と呼ばれた美しい時代だ。ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリが、パリで出会った最初の友人オレルとともに、キュリー夫人やパスツール、ピカソ、マティス、モネ、ロートレック、プルースト、サラ・ベルナールら、この時代を彩った多くの天才たちと出会い、不可解な誘拐事件の謎を解いていく。
夕暮れのヴァンドーム広場、着飾った人々が集うオペラ座、チェイルリー公園や凱旋門といった劇中の背景は、オスロ監督自身が4年間撮りためた写真を元に作成。息をのむほどに美しいパリの風景に「イングリッシュ・ペイシェント」「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」のガブリエル・ヤーレが創造した音楽が重なり、“ベル・エポック”のパリにタイムスリップしたかのようなひと時が味わえる。
新海誠監督(「君の名は。」「天気の子」)の娘であり、主演映画「駅までの道をおしえて」(10月18日公開)も控えるちせちゃんは、主人公ディリリに挑戦。「どんなときでも前を向いて、自分の気持ちにまっすぐに行動するディリリが大好きです! ディリリも私も『なわとびが好き』という共通点があって嬉しかったです。性別や年齢や見た目で差別されることなく、みんなが自分らしく生きていける世界になるように、という願いがこめられている映画だと思います。ひとつひとつの言葉を大切に、気持ちをこめてアフレコがんばります」と語っている。
斎藤が息吹を注ぐのは、ディリリと行動をともにする青年オレル。「麗しきベル・エポックのパリを描いた、惚れ惚れするほど美しいオスロ監督の新作に詰め込まれた大きな議題は、現代に直結していて、オスロ作品の中でも過去最大の深さや力強さを感じました」と分析しつつ「そんな偉大な作品の“オレル”という重要な役回りを大切に向き合わせて頂きます。ベル・エポックがどういう意味合いの時代だったのか、優美な世界観の奥にある真実を是非見つめて頂きたいです」とコメントを寄せている。
「ディリリとパリの時間旅行」は、8月24日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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