斎藤工「麻雀放浪記2020」が苦難に直面している作品の「希望になれば」

2019年4月5日 20:14

苦難を経てついに公開
苦難を経てついに公開

[映画.com ニュース] 斎藤工白石和彌監督がタッグを組む映画「麻雀放浪記2020」が4月5日、全国51スクリーンで封切られ、東京・丸の内TOEI1で行われた初日舞台挨拶に、斎藤と白石監督をはじめ、共演のもも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー岡崎体育音尾琢真竹中直人、バニーガール役の鈴木ふみ奈、水口美香、ふんどしダンサー役の藤田晋之助、橋本侑哉が出席した。

原作は、阿佐田哲也氏の累計発行部数250万部を超えるベストセラー小説。東京オリンピックが中止になった2020年、人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれていた。1945年の戦後からタイムスリップしてきたギャンブラー・坊や哲(斎藤)は驚愕の世界を前に、“麻雀”で死闘を繰り広げることになる。

斎藤らのトークでは、驚きの事実が次々と明かされた。音尾が「今日のお昼、(本作を)この劇場で見たんです。K列の12番。あまりの面白さに色んな“汁”が出たので、席に染み付いているはず」と告白すると、竹中の「工君が煮えたぎるしゃぶしゃぶの鍋に手を突っ込んで、肉を食べるシーンが圧倒された」という発言から、斎藤が“出来立てほやほや”の鍋を使用して撮影に臨んでいたことが判明。「数秒ならいけると思って、トライしてみた。右手の新陳代謝が良くなった」(斎藤)、「失礼のないように、一応熱湯にしていたんですけど、何も言われなかったので、大丈夫な人なんだなと思った(笑)」(白石監督)と裏話が披露されていた。

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さらにシークレットゲストとして、元東京都知事・舛添要一氏も駆けつけ、本作へ出演していることが明らかになった。その役どころは元東京都知事であり、麻雀五輪の解説者。「若い時に何度か映画に出たことがあるんですが、自分の役を自分でやれと言われたのは初めて。大変難しかった」と舛添氏が感想を述べると、白石監督は「堂々たる感じで演じて頂けました。麻雀五輪の開催宣言もやってもらっているので、見どころのひとつ」と補足していた。また、本作が第9回北京国際映画祭で公式上映されることも発表された。

舞台挨拶終了後には囲み取材が行われ、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたキャストのピエール瀧被告が、4日に保釈されたことに対して、斎藤と白石監督がコメントを残した。斎藤は「特に保釈されたからといって気持ちが変わるわけではないです。報道陣の皆さんからの厳しい質問に、白石さんが真摯に応えるさまを見てきましたが、この姿こそピエールさんに見てほしい。今は、本当に猛省して頂きたい」と心境を吐露。さらに瀧被告の出演シーンをカットせずに公開へと至った点に触れ「『麻雀放浪記2020』が出したひとつの特殊なケースの答えかもしれませんが、ピエールさんの関わっているドラマや映画の製作者など、映像にまつわる人々の希望となることを願っております」と打ち明けた。

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一方、白石監督は「(保釈されたことで)改めて自分のしてしまったことの大きさに驚いているはず。刑が確定するまで自身と向き合い、色んな人と話をして、もう1回自分が何をしてしまったかということを考えてほしいと思います」と言葉を紡ぐ。「僕個人としては、映画監督とピエール瀧という関係では作品を作ることが難しいかもしれません。ここからは一友人として、治療であるとか、社会のなかで何を貢献していくのかということを、一緒に考えていければと思います」と思いの丈を述べていた。

(映画.com速報)

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