駅までの道をおしえて
劇場公開日:2019年10月18日
解説
少女と老人の奇跡的な出会いと友情を描いた直木賞作家・伊集院静の同名短編小説を、音楽ユニット「Foorin」のメンバーとしても活躍する新津ちせと、イギリス演劇界で活躍し、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」などで知られる笈田ヨシの共演で映画化。愛犬のルーがいなくなったことが受け入れられずにいた8歳の少女サヤカは、原っぱで出会った1匹の犬をきっかけにジャズ喫茶を営むフセ老人と知り合う。彼もまた幼くして亡くなってしまった息子の死を数十年も受け入れられずにいた。大切な「何か」を待ち続けているというフセ老人に、サヤカは待つだけでなく一緒に探しに行こうと提案する。新津がサヤカ、笈田がフセ老人を演じ、有村架純が10年後のサヤカとしてモノローグで出演。監督は2作目の長編監督作となる「臍帯」の橋本直樹。
2019年製作/125分/G/日本
配給:キュー・テック
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2021年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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映画「駅までの道をおしえて」(橋本直樹監督)から。
冒頭「ノーリードや人間の食品を犬に与えるのは演出です。
この映画は動物に配慮して撮影しています」の文字、
映画とはいえ、これだけのことで、動物愛護団体等から、
クレームがつくんだな・・とちょっと悲しくなった。
私も、ミニチュア・ダックスフント「JAKE」と、
18年間という長い歳月を過ごしたので、
愛犬との散歩の思い出シーンは、涙腺が緩んだ。
あっ、この場所にくると、一度、私の顔を見て、
その瞬間に、必ず走り始めたなぁ・・と思いながら。
だから主人公の少女が、10年後に
この愛犬「ルー」と過ごした日々を振り返ったメッセージを
一言として残すことにした。
「ルーと過ごす時間は、私に新しい世界を与えてくれた。
それまで一人ぼっちで見つめていたものや感じていたこと、
ルーに素直に打ち明けて一緒に分かち合う喜びを知った」
私の場合、泥酔して帰り、2階に上がる階段で、
ずっと愛犬と話し込んでいた、なんてこともあったらしい。
家族や友達、職場の同僚とはまた違う、愛犬という相棒。
私の人生が豊かになったことを記しておきたいな。
2021年2月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
たったひとりの友達と呼べる飼い犬を失ってしまった少女の心模様が描かれている本作。
側に居てくれる事の幸せがあるからこそ、失った悲しみは広い野原のようなものなのだと想いました。
そんな中で、出会った老人との交流を通じて、心の中の悲しみを解きほぐす姿が見てとれます。
そして何より、飼い犬と少女の交流が微笑ましく、とても切なさを誘います。
「人はひとりじゃない」そんな奇跡を感じ取ることが出来る作品です。
物語は殺処分寸前の犬ルーを引き取るところから始まる。しかし、ほどなくしてルーがいなくなり、空き地で出会った犬がきっかけで喫茶店のマスターふせさんと出会う。
お互いに喪失感を抱えながら、亡き人、犬に思いを馳せる。
とにかく女の子が可愛い☺️
ナレーションは10年後の女の子。思い出しながら進むので思い出が前後するため、多少感情移入しづらかった。