ウィル・スミスが語る“実写版ジーニー”の舞台裏「実は100%CGなんだ」
2019年5月25日 12:00
[映画.com ニュース] 米俳優のウィル・スミスが約1年半ぶり、15回目のプロモーション来日を果たし、ディズニーが名作アニメーションを実写映画化した『アラジン』について語った。演じるのは、3つの願いをかなえてくれる“ランプの魔人”ことジーニー。予告編が公開された際、「青すぎるウィル・スミス」と話題になった実写版のジーニーは「実は100%CGなんだ」と教えてくれた。
「話題になったのは知っているよ。僕自身が演じていると思っている人も多いんだけど、全身が青い状態のジーニーはすべてCG。本当に驚いちゃうよね。おかげで自由度があがって、臨機応変にアドリブを試すこともできた。とにかく、ユニークな存在にしたかったから」(スミス)
もちろん、人間の姿に変身したジーニーはスミス本人が演じ、主人公アラジンとの胸が高鳴るアドベンチャー、思わず体が動き出すミュージカルシーンを披露。ラッパーとしてデビューした経歴をもち「歌に演技に大活躍さ(笑)。まさにキャリア30年の集大成といえる役どころだった」と手応えは十分だ。1992年に公開されたアニメーション版では、亡くなったロビン・ウィリアムズさんがジーニーの声を担当しており「誰もが愛するアイコンを壊してしまうんじゃないかと、不安や恐怖を覚えた」という。「だからこそ、ロビンにオマージュを捧げつつ、新しいジーニー像を作り上げることを意識した」と語る。
「その上で音楽は重要なファクターだった。ディズニーの歴史の中でも、これほどヒップホップのテイストを盛り込んだキャラクターはめずらしいはず。でも、おかげで生き生きしたジーニーを生み出すことができた。だって、魔法のランプの中に数千年ずっと、閉じ込められていたんだ。アラジンが外に出してくれたから、着飾ってパーティを存分に楽しみたいはずだよね」(スミス)
陽気でうぬぼれ屋な一面をもったジーニーだが、手首に光る金の腕輪は、魔人の自由を奪う“拘束”の象徴であり「そう、彼は自分が囚われの身である運命を受け入れているんだ」とも。そんなジーニーの姿に自分を投影しながら「僕にとっては“ウィル・スミスでいること”が手かせになっている。映画に出演すれば大ヒット(笑)。そんなスター俳優というペルソナのせいで、自分が自分らしくいられないこともあるんだ」と成功者ならではの葛藤を明かす。
「でも、ここ最近は、仕事をエンジョイすることを心がけている。もちろん、今回のジーニー役もそう。全身全霊で愛を与えてくれて、みんなが『こうなりたい』と願う理想像でもあるからね。あんな男がそばにいてくれたら、最高さ。現場で僕らが体験した楽しさは、きっと、日本の皆さんにも伝わると信じているよ。来日するたび、皆さんが温かく、そして熱狂的に迎えてくれることに感謝もしている」(スミス)
貧しいが清らかな心をもつ青年・アラジンと王女ジャスミンの身分違いのロマンス、3つの願いを叶える魔法のランプをめぐる冒険を描いた長編アニメーション「アラジン(1992)」を、「シャーロック・ホームズ」「キング・アーサー」のガイ・リッチー監督が実写映画化。「ディズニーの名作アニメーションとガイ・リッチーを結びつける人なんてまずいないよね。でも、彼は『アラジン』の雰囲気とイメージに、見事なエッジを効かせているんだ」(スミス)。6月7日から全国で公開される。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
「アベンジャーズ」と関係するかもしれない“大事件”
【物語のカギは“日本”!?】このマーベル最新作は観るべきか、否か――?
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー