チューバッカ役俳優ピーター・メイヒューさん死去 追悼コメント続々
2019年5月5日 08:20

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズのチューバッカ役で知られる英国出身の俳優ピーター・メイヒューさんが、4月30日(現地時間)に死去していたことがわかった。74歳だった。遺族が公式Twitterを通じて明かしたもので、メイヒューさんは米北テキサスの自宅で妻アンジーさんと3人の子どもたちが見守るなか、静かに息を引きとったという。
ロンドンの病院職員だったメイヒューさんだが、地元紙で紹介された際、約2メートル20センチという長身に目をつけたジョージ・ルーカスが、ハン・ソロの相棒として宇宙船ミレニアム・ファルコン号の副操縦士を務めるウーキー族の戦士、“チューイ”ことチューバッカ役に抜てき。1977年の「スター・ウォーズ」に始まる旧3部作と「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」、そして2015年公開の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」まで、シリーズ屈指の人気を誇るチューバッカ役を長きにわたり演じ続けた。
また、「スター・ウォーズ セレブレーション」をはじめとするファンイベントにも積極的に参加し、多くのファンから親しまれたメイヒューさん。4月に米シカゴで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション シカゴ2019」でも元気な姿を見せており、会場に隣接されたホテルのロビーでも穏やかな面持ちでファンと交流していただけに、SNSは驚きと悲しみの声で溢れかえっている。
Twitterではルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが、「心優しき巨人とはまさに彼のこと。大きな体と、それ以上に大きなハートを持つ彼は、いつだって僕を笑顔にしてくれる、愛すべきかけがえのない友だった。君と出会えたことで、僕自身もより良い人間になれたんだ。ありがとう、ピーター」とコメントしたのを筆頭に、「誰よりも優しく寛大で、いつも僕を励まし支えてくれたピーター。僕も含めたみんなが寂しがっているよ」(J・J・エイブラムス監督)、「僕にとって君は、単にチューイという以上の存在だった。心が痛くてたまらないよ」(ランド・カルリジアン役:ビリー・ディー・ウィリアムズ)、「ユーモアと温かみのある愛すべきキャラクターを作り上げることが出来るのは、名優であればこそ。ヤクの毛に覆われたスーツをまとってそれが出来るのは、真のレジェンド。ピーター・メイヒューよ、安らかに」(ライアン・ジョンソン監督)と、関係者がこぞってツイートしている。
また、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が声明で、「ピーターが演じるチューバッカは、『スター・ウォーズ』シリーズにおいて欠かせない存在。彼はジェスチャーや姿勢や目の動きだけで、キャラクターの個性を見事に表現することが出来る類まれな俳優でした。誰もが愛してやまないチューイと、数々の素晴らしい思い出をありがとう」と述べるかたわら、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、「ゲームではいつも、わざと勝たせるようにしていたけど、良き友人を失ってとても残念に思う」と、チューバッカがR2-D2とボードゲームで対戦する映画「スター・ウォーズ」の有名な1シーンに触れた粋なコメントで、哀悼の意を表した。
さらに、ハン・ソロ役のハリソン・フォードも米ハリウッド・レポーター宛に声明を発表し、「ピーター・メイヒューは心優しく温厚で、高潔な男でした。彼はそんな本来の性格にウィットと気品を加えて、チューバッカのキャラクターを作り上げたのです。30年以上にわたり、スクリーン上での相棒として、また生涯の友として、彼のことを心から愛していました。キャラクターに全身全霊を注ぎ込むことで、観客に大いなる喜びをもたらした彼はまた、『スター・ウォーズ』シリーズの成功を支えているファンのことを、何よりも大事にしていました。私を含めた世界中の多くの人々は、ピーターが惜しみなく与えてくれた贈り物を、決して忘れることはないでしょう。愛する友よ、ゆっくり休んでくれ」と30年来の相棒の死を悼んだ。
告別式は親族と友人のみで行われるとのことだが、12月初旬に米ロサンゼルスで開催されるファンイベント「エンパイアコン」にて、一般向けの追悼式が予定されている。

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