「麻雀放浪記2020」白石和彌監督、原作者命日に夫人と劇場公開を報告
2019年4月10日 17:10

[映画.com ニュース]阿佐田哲也氏のベストセラー小説を斎藤工主演、白石和彌監督のメガホンで35年ぶりに再映画化し、4月5日に公開を迎えた「麻雀放浪記2020」。阿佐田氏(色川武大氏)の命日である本日4月10日、白石監督が阿佐田氏の夫人・孝子さんと墓参りし、映画の公開を報告した。
1984年に和田誠監督が映像化した映画「麻雀放浪記」の大ファンである斎藤が、10年の歳月をかけて再映画化を熱望し、念願がかなって実現した今作は、主人公が1945年から東京オリンピックが中止になった2020年にタイムスリップするという設定で注目を集めるとともに、出演者のピエール瀧が麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、公開可否の協議がなされたことも話題となった。
白石監督は「工くんからお話を頂き、初日を迎えられて感無量です」としみじみ。孝子夫人は「実に長い10年でした。泣いたり怒鳴ったり、工さんに怒鳴ったりしたことも。でも彼の熱意が伝わる作品になった」と映画の完成と公開を感慨深げに振り返った。

また、孝子夫人は「どんな作品でも賛否があると思う。でも『孤狼の血』を見たらびっくりして、とても評価したと思う。(阿佐田氏が)存命だったら、若くて明るい白石監督を好きになって、対談をしたりお酒を飲みに行ったりするんじゃないかしら」と白石監督の手腕を称えた。斎藤については「単なるイケメンではなくて中身のある男性」と評し、「ベッキーさんも、お目にかかってお話したら大ファンになった。私は小学生の頃から巨人ファンなんです」と出演者との交流の思い出話に花を咲かせていた。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス