麻雀放浪記

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解説

阿佐田哲也のベストセラー小説「麻雀放浪記」の第1部「青春編」を実写映画化。敗戦直後の東京を舞台に、勝負師たちとの出会いを通して人生を学んでいく青年を描く。イラストレーターの和田誠が初メガホンをとり、「野菊の墓」の監督・澤井信一郎と共同で脚色。終戦後も学校へ戻らず無為な日々を過ごす青年・哲は、勤労動員の工場で働いていた時に博打を教えてくれた上州虎と再会する。虎に連れられてチンチロ集落を訪れた哲は、そこで出会ったプロの勝負師・ドサ健に、強烈な対抗心と奇妙な友情を抱く。数日後、哲はドサ健と共にアメリカ兵相手の秘密カジノへ繰り出すが……。真田広之が主演を務め、鹿賀丈史、高品格、大竹しのぶらが個性豊かな登場人物たちを演じる。

1984年製作/109分/日本
配給:東映

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第8回 日本アカデミー賞(1985年)

受賞

助演男優賞 高品格

ノミネート

作品賞  
監督賞 和田誠
脚本賞 澤井信一郎 和田誠
主演男優賞 真田広之
助演男優賞 鹿賀丈史
助演女優賞 大竹しのぶ
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映画レビュー

5.0博奕に取りつかれた生きざま

2021年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

興奮

知的

萌える

金を失くし、からだ(健康)を失くし、心(人間性)を失くす。
そんな男女と、そんな男から離れられない女の物語。

ラスト。
「えっ?」からの「ええええええ」。そして、「あぁ…」。
女衒の達の、出目徳への言葉。突き抜けた潔さ。”沼”に引きづり込まれ、ハマるということはこういうことか。

登場人物全員、無様この上ないのに、なぜか格好よく見える…。

役者の競演 それだけでも鳥肌ものです。

台詞の掛け合いもいい。
 真似をしたくなる台詞のオンパレード。
 演出と演技の妙の技。
 エッセイストでもある監督も入った共同執筆。
 原作も良いのだろうけれど、
 たくさんの映画をご覧になって愛して論評なさって来た知見の集大成。

そして映像。
細部への作り込み。
イラストレーターである監督が、あえてモノクロで撮ったこの映画。
 監督からの提案。ご自身がモノクロ映画で育ち、白黒の画調こそ映画の基本ともいえる美しさを持ち、この映画の時代を表現するのにふさわしいからという(この映画のパンフレットから)。

音楽も併せて、この戦後を実際に知っていらっしゃる方ならではの、世界観。

まだ、空襲の爪痕が色濃く残る街ー上野ーが舞台。
雑多なエネルギーと、命・人生をも投げ出して興じるパワー。
魑魅魍魎の世界に足を踏み入れてしまったかの感覚。

そんな中で描かれる、狂おしいほどの情念、執念、緊迫感。そして人としての甘さ、むごさ、残酷さ。そして人を想う気持ち。
 全財産どころか、命までも奪い合う勝負の世界。裏切りなんて当たり前。なのに、同じものに取りつかれ、女衒の達のように引きずり込まれ、抜け出せなくなり、他のものが見えなくなっているという同族の絆があるような錯覚もありという怪奇な世界。
 いつの間にか、鑑賞している私ものめり込む。麻雀なんてドンジャラレベルでしか知らないのに。
 役満なんて知らないけれど、映画の中での緊迫感等で、それがどれほどすごいものか、追体験して、一緒にため息をつき、この一瞬の為になら、家も愛する人も、何もかも賭けてしまえという気持ちになってくる(危ない危ない(^_^;))。

音楽も抑え気味、演技も抑える引き算のような映画。
モノクロの画面にも関わらず、戦後すぐのすさんだ雰囲気とともに、役者の艶が匂い立ち、情念が燃え上がる。

出演されている方々は定評ある役者さんばかり。
 その中に混じって一番若い真田さんもひけをとっていないところが、真田さんファンとしては何とも嬉しい。
 キャラの濃い面々に混じって、唯一の気の抜きどころ。キャラの濃い出目徳さんやドサ健、女衒の達、上州虎、オックスクラブのママのようにすでに名うてのギャンブラーと違って、まだ初心者だから、坊や哲が勝負の世界に取り込まれている姿に、わが身を寄せて、のめり込む(否否、現実世界では怖くて近寄れないけど)。
 とはいえ、やはり、脇の、高品さんや名古屋さん、加賀さん、加藤さん、鹿賀さん、大竹さんあっての映画であろう。
 鹿賀さんや加藤さんは舞台で名を馳せた方。その片鱗を見せつつも、舞台臭くなく、高品さん、名古屋さん、大竹さんともうまく絡んで、相手を引き立てつつ、ご自分の力も発揮している。
 ため息が出る。

映画のパンフレットに載っている原作者のコメントによると、
 一生懸命、作者が他のジャンルに置き換えられないように創り上げている小説を映画にした映画。
 原作で、登場人物のイメージのヒントになった方に、高品さんは人相から喋り方までそっくりだそう。
 加藤さんもモデルにした方に似ているそう。
 ドサ健に松田氏が予定されていたとはWikiで知ったが、原作者は作品執筆時に鹿賀さんがいたら(知っていたら)、原作がもっと書きやすかったろうと言うほど。
 名古屋さん・加賀さん・大竹さんに関しても喜んでいらっしゃる。
 真田さんに関しても「目が良い」、そして強烈なキャラクターに囲まれた辛抱役としての坊や哲の内攻している感じがうまく出ていたと思うとのコメント。
 と、原作者からも及第点をもらっている。

背景に終戦直後の風景は出てくるが、基本この7人で回っている映画。
 描かれている世間が狭いのだが、寝ても覚めても麻雀・博奕のことしか考えられない面々の生きざまがよく表れていて、うまい切り取り方だなあと思う。

監督が描かれるイラストのように、一見するとシンプルに切り取った映画。
なのに、中身はこんなにも濃い。
作り込まれているのにやりすぎない。
なんて映画だ。

(原作未読)

どこかで、原作者阿佐田哲也のペンネームは「朝だ、徹夜」のもじりだと聞いた。
そこまで、原作者ご自身も含め、人をのめり込ませてしまう麻雀・博奕。

私にとっては異世界体験。
映画の中だからこそ、安心して、何度も、扉を開けてしまう。

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とみいじょん

3.5行動原理が理解できない。

2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿

1984年白黒映画、真田広之主演。
麻雀も全く知らないし、そもそも賭事をやる人間自体が全く理解できない分、登場人物たちがやってる行動原理が理解できなくて苦しい。

賭博は愚か者の税金という話もあるが、まさにそれで、家の権利書をかけたり、自分の女と公言する女性を女郎に入れて掛金にしたり。
何やってんだこいつらはという感じ。

ただ、役者自体は一級品、どいつもこいつも出てくる男は全員くずというのを見事に演じている。

共感は皆無だが、まあこういうおとぎのような世界もあるんだなという感じだった。

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やべっち

3.0博打に賭ける人生

2021年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

ドサ健は最低ヤローな割に演じる鹿賀丈史の人間性か、愛嬌のある憎めないキャラ。
そんな鹿賀丈史の声や喋り方が麒麟の川島にソックリ過ぎた笑いどころ!?

ギャンブルを一切やらない自分としては、麻雀が出来たら楽しそうだなぁ、と、全てを賭けてやる根性は持ち合わせてないけれど。

博打を通して人生這い上がるのとは違うし淡々と静かに進む物語ではあるが、初々しい真田広之に妖艶な加賀まりこ、可愛らしい大竹しのぶとキャスト陣だけでも魅了されてしまう。

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万年 東一

4.0この世界観がたまらん

2021年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

よくもまあうまく、戦後の混乱期を映像化しているなあと思った。モノクロであるところもたまらない。
真田広之は、殺伐として世界の中で、1人飄々といい味出してます。鹿賀丈史は結局女をかけるんかい。彼の落ちていく様子もおもしろい。
「えっもう終わり」と思えるほど、あっという間の時間でした。

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まこべえ
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