「ムーンライト」のアンドレ・ホランド、デイミアン・チャゼル監督の新シリーズに出演
2019年4月9日 11:00

[映画.com ニュース] 「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督によるNetflixの新ドラマ「The Eddy(原題)」の主演が、「ムーンライト」のアンドレ・ホランドに決まった。米バラエティが報じている。
第89回アカデミー賞で、作品賞の読み間違えという歴史に残る波乱の展開をともにステージ上で体験したチャゼル監督とホランドが、テレビシリーズでタッグを組むことになった。
「The Eddy」は、チャゼル監督にとって初のテレビシリーズ。多様な文化が入り混じる現代の仏パリを舞台に、ジャズクラブのオーナーとハウスバンドを描くミュージカルドラマだ。かつてニューヨークで名を馳せたジャズピアニストのエリオット(ホランド)は、パリに移り住み、今では経営不振にあえぐジャズクラブのオーナーとしてさえない日々を送っていた。ハウスバンドのリードシンガーと恋仲になるが、精神的な未熟さから別れたりよりを戻したりを繰り返している。そんなエリオットだが、ある日突然15歳になる娘が訪ねてきたことで、己の弱さと向き合い、親としての責任を果たすため大人になる努力を強いられることになる。
フランス語、英語、アラビア語の会話を織り交ぜて描く本作は、全8話構成で、ジャック・ソーン(「ワンダー 君は太陽」)が脚本を執筆。チャゼルは、「シックス・フィート・アンダー」「ニュースルーム」などの人気シリーズを手がけたアラン・プールとともに制作総指揮にあたるほか、最初の2話で監督を務め、今年後半からパリで撮影に入る予定だ。
ホランドは、第89回アカデミー賞で作品賞を含む3冠に輝いた「ムーンライト」で、主人公の思い人役を演じて一躍脚光を浴び、その後J・J・エイブラムス×スティーブン・キングによる米Huluのドラマ「キャッスル・ロック」シーズン1にレギュラー出演。スティーブン・ソダーバーグ監督によるNetflixオリジナル映画「ハイ・フライング・バード 目指せバスケの頂点」(配信中)では主演を務めている。
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