ロリ・ローリン、大学の裏口入学問題で「フラーハウス」をクビに
2019年3月25日 14:30
[映画.com ニュース] 米大ヒットシリーズ「フルハウス」とその後を描くNetflixオリジナルシリーズ「フラーハウス」で知られるロリ・ローリンが、娘2人を有名大学に裏口入学させた疑いで逮捕されたことを受け、今秋からアメリカで配信予定の「フラーハウス」最終シーズンを解雇される見込みだという。米ハリウッド・レポーターが報じている。
ローリンと夫でデザイナーのモッシモ・ジャヌリは、有名大学の関係者に強力なコネを持つウィリアム・シンガーという人物に、50万ドル(約5560万円)を支払い、実際には経験もないローイング(ボート競技)の特待生枠で長女イザベラと次女オリビアを南カリフォルニア大学に入学させたという。シンガーは、特待生枠の買い取りや米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験を行い、これまで800人以上の富裕層の子どもたちを有名大学に裏口入学させてきたといわれている。
ローリンは、3月13日(現地時間)に米有料チャンネルHallmark Channelが放送する時代劇「こころ呼ぶとき」の撮影地であるカナダ・バンクーバーで逮捕された。同局は即座にローリンを同番組から解雇し、ローリンが出演する予定だったテレビ映画「Garage Sale Mysteries(原題)」の製作中止も発表。ハリウッド・レポーターによれば、NetflixもHallmark Channelの決定に続くという。
米Peopleによれば、人気インフルエンサーとして活動していたオリビアは、この逮捕劇を受けて多数のスポンサーを失い、南カリフォルニア大学からも退学する見込みだという。イザベラの今後については不明だが、同大学への復学は倫理的に許されないという見方が強い。
今回の裏口入学問題では、シンガー被告の詐欺に関わる訴訟で、ローリンのほか「デスパレートな妻たち」のフェリシティ・ハフマンら約50人が起訴されている。