稲垣吾郎&蒼井優、劇場アニメ「海獣の子供」で夫婦役! 渡辺徹、富司純子も参加決定
2019年3月13日 08:00

[映画.com ニュース] 「鉄コン筋クリート」を手がけたSTUDIO4℃が、五十嵐大介氏の漫画を劇場アニメ化する「海獣の子供」の新たな声優キャストが発表され、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子の参加が判明した。あわせて「一番大切な約束は言葉では交わさない」というキャッチコピーが添えられたポスタービジュアルもお披露目された。
本作は、部活で居場所をなくした中学生の少女・琉花が、東京湾で不思議な少年・海と出会うことをきっかけに、海に宿る生命の秘密に触れていく海洋冒険物語。主人公の少女・琉花を芦田愛菜、物語の鍵を握る少年・海を「リメンバー・ミー」の主人公ミゲル役の日本語吹き替えを担当した石橋陽彩、海の兄である空を俳優・窪塚洋介の息子で映画「泣き虫しょったんの奇跡」に出演した窪塚愛流が演じる。
長編アニメーション映画への出演は「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」(2006)以来となった稲垣。本作で演じることになったのは、琉花の父親であり水族館に勤務している安海正明役だ。「この映画は、誰にとってもわかりやすい、単純明快なエンタテインメント作品というわけではありません。大人が見ても考えさせられるような深遠さがあり、子どもが観たら理屈を超えたところで、感じるものがちゃんとある作品になっています」と話し、自身が幼少期に見て“まだまだ分からない部分がある”と感じた映画にも「いまだに、ひとつのシーンやキャラクターの声が鮮明に脳裏に残っている作品があったりします」と告白。「この映画も、いまの子どもたちにとってそういう作品の一つになってくれたらいいなと思っています」と願いを込めている。

「とにかく画がきれいで、ページを開くだけで海の底に連れて行ってくれる原作が大好きでした」と明かした蒼井は、娘とも夫とも関係がうまくいかない琉花の母親・安海加奈子役に挑戦。「『鉄コン筋クリート』の“シロ”という少年役から出発して、13年後の『海獣の子供』ではお母さん役。STUDIO4℃作品に戻って来られて素直に嬉しいです」と胸中を吐露しつつ、「収録に当たり本編映像を少し見たのですが、原作を読んでいた時に自分の頭の中で思っていた以上の“色”に溢れていて、想像をはるかに超えて凄いことになっていました」と仕上がりに驚きを隠せない。そして「生きていることにもう一度ワクワク出来る作品なので、たくさんの人に見ていただきたいです」とアピールしている。
アニメーション映画初出演となる渡辺は琉花が所属するハンドボール部の先生役、「サマーウォーズ」(09)以来の声優挑戦となる富司は兄弟の海と空を見守る不思議な人物・デデ役に息吹を注ぐことに。「中学2年生の、ガラスのような繊細さと人間としての不安定さを持ったヒロインに教師としてどう向き合うのか。優しく言い含めるのか、厳しく突き放すことで向き合う優しさが良いのか、子育ての永遠のテーマでもありますが、自分自身の経験も反映しながら役作りを考えました」(渡辺)、「詩的で哲学的な台詞が多く、普通の話し言葉とは違っていたので緊張して挑みましたが、私の魂を声としてデデに注ぐことが出来たと思っています」(富司)とコメントを寄せている。
「海獣の子供」は、6月7日から全国公開。
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