音尾琢真&福澤克雄監督に嬌声「かわいい!」 前張りトークで爆笑誘う
2019年3月9日 20:02
[映画.com ニュース] 東野圭吾氏による人気ミステリー小説「新参者」シリーズの映画化第2弾で完結編となった「祈りの幕が下りる時」が3月9日、愛知・豊橋で開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭2019」で上映された。メガホンをとった福澤克雄監督、出演した音尾琢真は、穂の国とよはし芸術劇場PLATで舞台挨拶に臨んだ。
「新参者」シリーズは、2010年4月に連続ドラマとしてスタート。その後、2本のスペシャルドラマ(「赤い指」「眠りの森」)を経て、12年には初の映画化「麒麟の翼 劇場版・新参者」が興行収入16億8000万円を記録。「祈りの幕が下りる時」は、18年1月27日に全国335スクリーンで公開され、興収15.9億円を稼ぎ出した。映画は、阿部寛扮する主人公の刑事・加賀恭一郎が物語の鍵を握ることになる女優兼演出家の浅居博美(松嶋菜々子)と出会ったことをきっかけに、シリーズ史上最大の事件に挑む姿に迫る。さらに、シリーズ最大の謎ともいえる“加賀の母の失踪”の真相、そして加賀がなぜ「新参者」になったのかも明らかになる。
演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして活躍する音尾は、今作だけでなく「孤狼の血」「検察側の罪人」「七つの会議」など話題作に出演し、今後も「麻雀放浪記2020」や「カツベン!(仮題)」の公開を控えている。この日は、福澤監督とともに登壇すると女性ファンから「かわいい!」「ジャイさん(福澤監督のニックネーム)!」と大歓声を浴び、照れることしきりだ。
役所広司主演の大ヒットドラマ「陸王」のロケを豊橋で行った福澤監督は、「エキストラで何千人も集まってくださり、そして国道1号線封鎖! 皆さんのおかげでいいドラマができました」と頭を下げる。一方、同作で陸上部の“監督”に扮した音尾は、「どんなに豊橋のことを思い出そうとしても、市役所の前で竹内涼真に抱きついたこと以外のことは……」と苦悶の表情。しかし、MCから同所の名物である「豊橋カレーうどん」の話題を振られると、「カレーうどん!? 食べたぞ! なんなら、2軒食べに行った!」と立ち上がり、「そうか、あれが豊橋だ! 釣具屋にも行ったぞ!」とドヤ顔を客席に向け、ファンを喜ばせた。
今作では、福澤監督に「すっごい嫌な役を最高の演技でやってくれた」と言わしめるほど救いのない役どころを熱演。「すっぽんぽんになってもらった。要するに、小日向(文世)さんの頭であそこを隠そうと。でも、一応前張りを……と言ったら、『大丈夫、前張りは持ってますから』って(笑)」。強くうなずく音尾は、「マスクをガーゼ代わりにするといいんですよ。これは、松坂桃李方式ともいうんですよ。『孤狼の血』で教えてもらったんです」と明かし、場内の爆笑を誘っていた。
「ええじゃないか とよはし映画祭2019」は、3月10日まで開催。