「ブラック・クランズマン」字幕監修が解説!スパイク・リー監督が込めた“裏テーマ”とは? : 映画ニュース

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「ブラック・クランズマン」字幕監修が解説!スパイク・リー監督が込めた“裏テーマ”とは?

2019年3月4日 15:00

主人公が遅刻を続ける理由も解説した「ブラック・クランズマン」

主人公が遅刻を続ける理由も解説した
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[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞で脚色賞を受賞した「ブラック・クランズマン」のイベントが3月1日、都内で行われ、字幕監修を手がけたファンクバンド「オーサカ=モノレール」の中田亮が登壇した。

本作は、1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を、「マルコムX」「ドゥ・ザ・ライト・シング」のスパイク・リー監督が映画化。ジョン・デビッド・ワシントンが黒人刑事ロン・ストールワース、アダム・ドライバーが白人刑事フリップ・ジマーマンを演じている。

中田は「映画の中で『WAKE UP!』ってずっと言われている、主人公ロンはまだ目覚めてないボンクラヒーローなんですよね。遅刻してまた遅刻して。『WAKE UP(目を覚ませ)』というのは、スパイク・リーが30年以上言い続けている重要な言葉です。『ドゥ・ザ・ライト・シング』でも最初に言っているんですね。『スクール・デイズ』でも最後に『WAKE UP!』、『ジャングル・フィーバー』でも朝起きるところから始まります。そんなシーンのなかにスパイク・リー監督は『黒人として目を覚ませ』というメッセージを込めてきており、今回の映画のテーマでもあります」と解説する。


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さらに、「最後の方にある映画の中で扉をドンドンと叩かれるシーンは、まさに『起きろよ!』と言われているんですね。アメリカでロンはヒーローなんですけど、映画の中では、格好つかないような様子も描かれていて、全然ヒーローじゃないんです。最初見たらヒーローに見えるんですけど、何回か見ていくとヒーローじゃないなと思うこともあって。だからこの映画は何回も見ることで、どんどん味の出てくる映画なんです」と魅力を語る。

劇中には、中田が「黒人娯楽映画」と訳しているという映画ジャンル「ブラックスプロイテーション」の作品も登場する。「過去の映画のポスター出てくるんですけど、しわが入っているポスターと入ってないポスターがあるんです。『黒いジャガー』『クレオパトラ危機突破』のポスターにはしわが入っているですが、ほかのポスターは入ってないんです。これは明らかにわざとで、僕が思うに、警察官を題材にした映画はしわを入れているんです。それは、警察の映画は黒人の解放に本当には役に立たないという意味だと思います。こういった発見があるから、この映画は何回見ても面白いんです」と再鑑賞をすすめた。

ブラック・クランズマン」は3月22日から全国公開。

(映画.com速報)
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