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「まく子」監督×「君たちはどう生きるか」羽賀翔一、表現者としてのこだわり語る

2019年2月25日 21:00

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(左から)鶴岡慧子監督、羽賀翔一氏
(左から)鶴岡慧子監督、羽賀翔一氏
(C)2019「まく子」製作委員会 /西加奈子(福音館書店)

[映画.com ニュース] 直木賞作家・西加奈子氏の小説を映画化した「まく子」のトークイベントが2月23日、都内で行われ、メガホンをとった鶴岡慧子監督、「漫画 君たちはどう生きるか」で知られる漫画家・羽賀翔一氏が登壇。共に思春期の子どもたちの迷いと成長を描き、幅広い世代の共感を呼んでいる作品を手がけた2人が語り合った。

小さな温泉街に住む少年・サトシが、転入生の不思議な少女コズエとの出会いを通して成長していく姿を描いた人間ドラマ。サトシを「ちょんまげぷりん」「真夏の方程式」の山崎光、コズエを「Blue Wind Blows」に出演した新星・新音が演じるほか、サトシの両親役で須藤理彩草なぎ剛が共演する。

本作を鑑賞した羽賀氏は「自分たちが子どもの頃に感じていた気持ちや風景が混ざっていて、リアリティを失わないギリギリのところで作られている点にとても共感しました。自分が目指したいものと似ているとも思いましたね」と感想を伝え、主演の山崎、父親を演じた草なぎの演技を絶賛。鶴岡監督は「西加奈子さんの作品が持っている物の見方、考え方に私自身がとても勇気づけられているので、その力はそのまま映画『まく子』に落とし込まないと、という使命感がありました」と本作に込めた思いを明かした。

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創作する上で大事にしていることという話題では、羽賀氏は「画が挿絵にならないよう、画と言葉が互いに連動し合っていることを意識して描いていますね」と話す。現在も「宇宙兄弟」の小山宙哉氏のアシスタントをしているといい、「以前テーマを決めてそれにそれぞれなりきり、自撮りで撮影した写真を見せ合い、誰が一番似ているかを競う“なりきり写真大会”をやっていました(笑)。小山先生からは『これも漫画の勉強なんだよ』と(笑)。漫画はキャラクターが出てきた瞬間に読者がその属性をわからないといけないため、その見せ方を写真で撮れるようになるということは、画でも描けるようになるということ。そして、小山先生は圧倒的に上手かったです。漫画家もある種役者で、自分で芝居しながら描いているんだなと思いましたね」と裏話を披露した。

鶴岡監督も「“なりきり”の話は、映画でも同じで、役者がスクリーンに出てきた瞬間にそのキャラクターがわからないといけないんです。セリフで説明せず画面だけで予感させるところが映画ですよね。悪役も悪いだけじゃなくこの後に何かあるのかな、と役者の佇まいや撮り方で伝わるんです。良い映画は一発で伝えることが究極だし基本だと思っています」と映画での見せ方の重要性について語った。

まく子」は3月15日から全国公開。


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