「イーダ」監督による冷戦に引き裂かれた恋人たちと音楽の物語 カンヌ受賞作「COLD WAR」6月公開
2019年1月21日 17:00

[映画.com ニュース] 第71回カンヌ国際映画祭の監督賞に輝いた、パベウ・パブリコフスキ監督作「Cold War(英題)」が、「COLD WAR あの歌、2つの心」の邦題で6月28日に公開されることがわかった。冷戦に引き裂かれる恋人たちの切ないラブストーリーを、モノクロ映像と美しい音楽とともに描く。
第31回ヨーロッパ映画賞で最優秀作品賞を含む5部門を受賞した本作。アカデミー賞の前哨戦と言われる、米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞やニューヨーク批評家協会賞で最優秀外国語映画賞を獲得し、注目が集まっている。冷戦によって15年間に渡り西側と東側の狭間で翻ろうされた、ピアニストのビクトルと歌手志望のズーラの愛と運命を描き出す。
メガホンをとるのは、前作「イーダ」で第87回アカデミー賞の外国語映画賞を獲得した、ポーランドのパブリコフスキ監督。「つまらないシーンや会話で物語を進めたくない」「物語を体感し、自分で理解して欲しい」という強い思いから、ジャズ、民族音楽、伝統民謡などの多種多様な音楽を巧みに使い分け、恋人たちの感情を表現。ポーランド、独ベルリン、ユーゴスラビア、仏パリと、様々な時代と場所をめぐる物語を紡いだ。
「COLD WAR あの歌、2つの心」は、6月28日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント