「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚に女性監督のS・J・クラークソン　新キャスト8人も発表

本家シリーズが今年フィナーレを迎えるとあって、世界中のファンが期待を募らせているタイトル未定の本作は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の数千年前が舞台。世界が「英雄たちの時代（Age of Heroes）」から暗黒時代へと落ちていくなか、ウェスタロスの歴史に隠された恐るべき秘密やホワイト・ウォーカーの起源、東の大陸エッソスをめぐる謎やスターク家にまつわる伝説など、これまで語られることのなかった真実をひも解くストーリーが展開するという。原作者ジョージ・R・R・マーティンと、「キングスマン」の脚本家ジェーン・ゴールドマンが共同で企画。ゴールドマンがパイロット版の脚本執筆に加え、ショーランナーも務める。

今回新たに発表されたメインキャストには、「スター・ウォーズ　エピソード9（仮題）」に出演が決まっているナオミ・アッキーを筆頭に、「ハリー・ポッターと死の秘宝」「トワイライト・サーガ」など話題作に数多く出演しているジェイミー・キャンベル・バウアー、「ナルニア国物語」3部作のペベンシー4兄妹の末っ子ルーシー役で知られるジョージー・ヘンリー、「心のカルテ」「パーティで女の子に話しかけるには」で主演を務め、映画俳優としての今後に期待がかかるトニー賞受賞の演技派アレックス・シャープ、宮廷ドラマ「REIGN クイーン・メアリー」のフランス王太子フランソワ役でブレイクし、現在Netflixオリジナルドラマ「ラスト・キングダム」にレギュラー出演中のトビー・レグボ、アイバン・ジェレマイア（テレビドラマ「ヒューマンズ」「ブラック・ミラー」）、デニース・ゴフ（「コレット（原題）」）、シーラ・アティム（英テレビドラマ「Harlots（原題）」）と、英米を代表する若手実力派がずらりと名を連ねる。

先ごろ、ナオミ・ワッツが“ダークな秘密を抱えた社交界の名士”役で主演を務めることが明らかになったが、新キャスト8人の役柄については現時点でまだわかっていない。

「Marvel ザ・ディフェンダーズ」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」「デクスター　警察官は殺人鬼」など数々のヒットドラマを手がけてきた確かな実力を買われ、米パラマウント・ピクチャーズのリブート版「スター・トレック」シリーズ第4弾の監督に起用されたクラークソン。同映画シリーズ初の女性監督となり話題を呼んだが、壮大な歴史スペクタクルという新たなジャンルをどう調理してくれるのかにも注目だ。

「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終章となるシーズン8は、今年4月に全世界同時放送予定。日本ではBS10スターチャンネルで放送される。