「アクアマン」世界的大ヒットの秘密は… ジェームズ・ワン監督が明かす
2018年12月27日 08:00

[映画.com ニュース] ジェイソン・モモアが主演し、海を駆けるDCヒーローの活躍を描く「アクアマン」。公開された42カ国で初登場1位を獲得するなど、世界的な大ヒットを記録しているが、メガホンをとったジェームズ・ワン監督がその“成功の秘密”を明らかにした。
海の生物を操る能力を持つアクアマンが、海底王国アトランティスの侵略から人類を守るべく立ち上がる海中バトルエンタテインメント。イギリス、ブラジル、ロシア、メキシコなど42カ国で初登場1位を獲得し、中国ではオープニング興行収入9360万ドルをたたき出した。アメリカでも最大手オンラインチケットサービス「Fandango」や「Atom」において、「ミッション:インポッシブル フォールアウト」「ヴェノム」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」といった大作の記録を塗り替えるなど、大きな話題を呼んでいる。
今作がそこまで広く受け入れられる背景には、一体どんな要素があるのだろうか。「ソウ」シリーズや「ワイルド・スピード SKY MISSION」も手がけたヒットメーカー、ワン監督は、「この映画を楽しむために今までの知識は必要ないよ。なぜならこの映画はこれまでの往年の大ヒット映画のようなんだ。2人のキャラクターが失敗をしながら旅をするのを追いかけ、その途中で興味深いものに出会っていく。まさにヒーローズの成長物語なんだよ!」と語る。
ヒーローの成長物語という“王道の興奮”が、世界のファンを熱狂させているというワン監督。「僕は昔ながらの映画を彷彿とさせるストーリーがやりたかった」と切り出し、「例えばルーク・スカイウォーカーが大人になるみたいに、少年が大人になるようにね。本来なるべきヒーローになっていくために旅に出る、それが古典的なヒーローズ・ジャーニーなんだよ」と説明する。
その言葉には、アクアマン役のモモアも同意している。アクアマンの成長に感情移入できる“アツい物語”であることを強調し、「彼(アクアマン)の人生を見られる、素晴らしいストーリーだ。彼の原点を知り、どのように王になるのか、彼の欠点は何なのか、どのように学んで強くなるのか。それを観客と共有しながら、彼が成長していく美しいジャーニーなんだ」と話した。
そして物語に欠かせないヒロイン、メラ役のアンバー・ハードは、ワン監督の手腕に最敬礼。「ジェームズ・ワンはスリーパー(一見すると普通だが、中身がすごい人のこと)なのよ。本当にマジシャンみたい。ほとんど不可能とも思える想像を絶する責務がありながら、それをクリアしたの」とコメントを寄せている。「アクアマン」は、2019年2月8日から日本公開。
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