イ・ビョンホン、街でのチラシ配りで気づかれず!?「それだけが、僕の世界」日本の観客へメッセージ

2018年12月27日 10:00

明日日本公開の新作を語ったイ・ビョンホン
明日日本公開の新作を語ったイ・ビョンホン

[映画.com ニュース]イ・ビョンホン主演の映画「それだけが、僕の世界」が12月28日公開する。落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。公開を前に、イ・ビョンホンが撮影を語り、日本の観客にメッセージを寄せた。

母に捨てられ、己の拳だけを信じ孤独に生きてきた元プロボクサーを演じる。「この作品は、ユーモアと涙が同時にある映画ですが、全体的な情緒は“寂しさ”だと私は思います。その寂しさという情緒が私にとってはこの映画の出演を決めた最も大きな理由だと思います」と本作の持つトーン惹かれたことが出演の決め手だった。

役作りについては、「ジョハは、幼い頃にとても大きな不幸を経験して孤独に生きてきたというバックグラウンドがあったとしても、表常に情が暗いとか、可哀そうな人には見せたくありませんでした。なぜなら、そんな自分を不幸だとか可哀そうだとか思う余裕さえジョハにはないのです。だからどこか子どものようですし、笑える面もあります。そして、むしろ幸せな瞬間がやってきた時に、母親や弟と幸せな時間を迎えることで『あぁ、これまで俺はこれまで不幸だったんだな』と思うことになるわけです。そうした感じを考えながら演技をしたように思います」と、ジョハの境遇を理解し、コミカルな面を押し出した理由を語る。

撮影中のエピソードを尋ねると、(あるシーンで)街角でのチラシ配りを本当にやったものの一般の人々には全く気づかれなかったと明かす。「大学路(テハンノ)での撮影だったのですが、見えないところにカメラを設置して撮影をする方式で、街中で本当にチラシを配りながら演技をしました。現代社会ではスマートフォンが普及したせいか、人々はみんなスマホを見ながら歩いていました。『あぁ、人の顔を見ない社会なんだな』と思いましたね。もちろん皆、私だということには全く気付かなかったので何も問題もなく撮影を終えました」

この映画のタイトルにもなっている「それだけが僕の世界」という曲はドゥルグッカというバンドのヒット曲。個人的にも同バンドのファンだという。「高校生の時、本当にいつも聴いていました。ドゥルグッカというバンドの持っている情緒がとても好きですし、ボーカルのチョン・イングォンさんの声がどんな楽器よりも素晴らしい楽器だと思うくらいです。本当に素晴らしい歌声なんです。この映画にドゥルグッカの『それだけが僕の世界』が使われると聞いた時は『この映画の持つ寂しさにこの曲はとても合っているな』と思いました。とても大好きな曲だったので、嬉しかったです」

そして最後に、日本の観客へメッセージを寄せた。「兄弟の話、または母親がテーマの映画はとてもたくさんあります。似たような構造の映画もたくさんありますし、きっと同じでしょうと思われる方もいるかもしれません。ですが、私は同じでないからこそこの映画を選んで出演しました。家族の映画、兄弟の映画といえばそうした先入観を持たれる方もいると思いますが、確かに違った結末を持った、違った感動を与えてくれる映画に仕上がっています。そしてとてもたくさん笑ってもいただける映画です。たくさんの方にご覧いただけたら嬉しいです」

それだけが、僕の世界」は、12月28日から東京・TOHOシネマズ シャンテほかで公開。

(映画.com速報)

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