それだけが、僕の世界
劇場公開日:2018年12月28日
解説
イ・ビョンホン主演で、落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。ボクサーとしてかつてはアジアチャンピオンにまで上り詰めたが、40歳を過ぎたいまは落ちぶれ、その日暮らしをしているジョハ。幼い頃から両親と離れ、孤独の中で拳を頼りに生きてきたジョハだったが、ある日、17年ぶりに別れた母と再会。サバン症候群の弟ジンテの存在を初めて知る。天才的なピアノの腕を持つジンテがコンテストに出られるよう、面倒を見てやってほしいと母から頼まれたジョハは、弟の面倒を見始めるのだが……。イ・ビョンホンが、寡黙で粗暴だが人情に厚い兄ジョハを演じた。弟ジンテ役は「太陽を撃て」のパク・ジョンミン。「王の涙 イ・サンの決断」の脚本家チェ・ソンヒョンが、自ら執筆した脚本でメガホンをとり、初監督を務めた。「国際市場で逢いましょう」の監督ユン・ジェギュンが製作を担当。
2018年製作/120分/G/韓国
原題:Keys to the Heart
配給:ツイン
スタッフ・キャスト
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2019年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ベタな人情ドラマをやらせると韓国映画は本当に上手い。上手いというか、恥ずかしがらずにどこまでもストレートにベタにやってくる。「クサいかも」とか一片も考えてないんだと思う。
落ちぶれた元ボクサーと天才ピアニストでサバン症候群の弟が衝突しながら兄弟の絆を深めていき、最後は母子の愛に涙する。わかっていても泣ける。
韓国を代表するスター、イ・ビョンホンが落ちぶれた役をやるをやるのは観る前は違和感があった。あまりにも輝かしいキャリアを持っているし、華やかな役者だからだ。しかし、さすがの演技力だった。千の顔を持つ男の異名は伊達じゃなかった。もちろん、弟役のパク・ジョンミンも素晴らしい。
サヴァン症候群を題材にした映画といえば、『レインマン』があるが同じ兄弟の絆を描いた作品として比較するのも面白いかもしれない。イ・ビョンホンもパク・ジョンミンの二人はトム・クルーズとダスティン・ホフマンにも負けないくらい良い芝居を見せてくれた。
2022年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
平凡な設定かと思いきや、各人の背景ドラマが丁寧に描かれており、その各人が織りなすドラマにすんなり入っていける作品。
兄弟の演技も素晴らしく、特に弟役は自閉症の子供の所作をよく研究しているなと思った。
シナリオも丁寧に書かれており、あっという間に見終わった感じだ。
2022年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
よかったんだけど、もっと色々なところに厚みを出してほしい。
ドラマ化するしかないね。
ピアノ素晴らしかった。
シャイでお茶目なイ・ビョンホンは初めてかも知れない。
影を引きずるような雰囲気はいつものままだけど。
雑なほど、泣かせたくてたまらないストーリー展開が丸見え。
だけど、監督の思惑通り、サヴァン症候群を演じながらの完璧なピアノ演奏には泣かされました。