血の繋がらない家族が見つめるロス暴動 ハル・ベリー×ダニエル・クレイグ共演作の予告入手
2018年9月27日 15:00

[映画.com ニュース] オスカー女優のハル・ベリーと、「007」シリーズで知られるダニエル・クレイグが共演した「マイ・サンシャイン」の予告編を、映画.comが先行入手した。1992年のアメリカを舞台に、“血の繋がらない家族”が「ロサンゼルス暴動」の混乱を生き抜く様子が描かれている。
第88回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「裸足の季節」のデニズ・ガムゼ・エルギュベン監督最新作。物語の主人公は、1992年のロサンゼルスで、家族と暮らせない子どもたちを育てるミリー(ベリー)。騒々しい子どもたちに文句をつけながらも、心根は優しい隣人オビー(クレイグ)に見守られ、貧しいながらも愛にあふれた日々を送っていた。しかし、黒人が犠牲になった「ロドニー・キング事件」への不当な判決がきっかけで暴動が勃発し、家族のささやかな生活にも徐々に影が差し始める。
エルギュベン監督は、「裸足の季節」のキャンペーン中に出会ったというベリーを「ユーモアと優雅さを併せ持った、ミリーの情熱にふさわしい女性」と表現。クレイグについては「身体的な俳優でもあり、彼のパレットには、バスター・キートンやハロルド・ロイドに近い色調もあるのです」と過去の名優たちとの共通点を指摘し、「ダニエルが演じたオビーは、何よりもその多様な色が必要でした」と明かした。
予告編の冒頭では、弾けるような笑顔を浮かべるミリーや、子どもたちを必死に励ますオビーが切り取られ、あたたかな家族の様子が描かれる。しかし、暴動が始まると事態は一変。銃声が響く中で、家族を守ろうと奔走するミリーの姿が映し出される。家族の幸福な生活と、混沌とした街とのコントラストに心揺さぶられる映像に仕上がった。
「マイ・サンシャイン」は、12月15日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開。
(C)2017 CC CINEMA INTERNATIONAL–SCOPE PICTURES–FRANCE 2 CINEMA-AD VITAM-SUFFRAGETTES
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