ジョージア映画界の最長老監督が故郷への愛をこめた「葡萄畑に帰ろう」12月公開
2018年9月13日 07:00

[映画.com ニュース] 旧ソビエト連邦に属し、東西交易の要所として度重なる侵略を受けながらも独自の文化を貫いたジョージア(グルジア)の映画「The Chair(原題)」が、「葡萄畑に帰ろう」の邦題で12月15日から日本公開されることが決定。映画.comが先行入手したポスターは、人々がワインや食事が並ぶテーブルを囲む様子を写し出した、あたたかなビジュアルに仕上がっている。
本作は、創立50周年を迎える東京・神保町の岩波ホールで上映されるジョージア映画のなかで、今年のラストを飾る作品。「放浪の画家ピロスマニ」以降、ジョージア映画に注目してきた岩波ホールでは、ほか「花咲くころ」「祈り」3部作などを上映した。
メガホンをとったのは、官僚主義を痛烈に笑い飛ばした風刺コメディ「青い山 本当らしくない本当の話」などで知られ、ジョージア映画界では最長老となる85歳のシェンゲラヤ監督。ジョージア国会副議長を務めた経歴があるが、06年に一切の政治活動をやめ、21年振りに製作した本作で、18年のロシア・アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を受賞した。政界に身を置いた経験をもとに描く権力社会への痛烈な風刺を、大らかなユーモアで包みこみ、ジョージアの魂とも言える葡萄畑が広がる故郷への愛をつづった作品だ。

物語の主人公は、故郷に残した母をすっかり忘れ、政府の大臣となったギオルギ。妻を早くに亡くし、娘とは折り合いが悪いものの、新しい恋を手に入れ、大臣椅子の座り心地を満喫する順風満帆な日々を送っていた。しかし、ある日突然、大臣をクビになってしまう。
「葡萄畑に帰ろう」は、12月15日より東京・岩波ホールほか、全国で順次公開。
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