花咲くころ

劇場公開日:

花咲くころ

解説

ソビエト連邦からの独立を果たした翌年、1992年のジョージア(グルジア)の首都トビリシを舞台に、2人の少女の成長と友情をみずみずしく描き、2013年・第14回東京フィルメックスの最優秀作品賞など、各国の映画祭で評価されたドラマ。91年に独立を果たしたものの、内戦によって人々の心に大きな傷跡を残したジョージア。境遇は異なるが幼なじみの14歳の少女エカとナティアは、不足する生活物資を補う配給の長い列に並びながら、おしゃべりするのがささやかな楽しみだった。そんなある時、ナティアに思いを寄せている不良少年のコテがナティアを強引にさらい、結婚を強要。結婚したナティアは学校にも行かせてもらえず単調な日々を送るが、ある日、ナティアに思いを寄せていたもうひとりの少年ラドの身に悲劇が起こり……。エカ役のリカ・バブルアニとナティア役のマリアム・ボケリアは、ともに演技未経験だったが、本作でそろってサラエボ国際映画祭の主演女優賞を受賞した。

2013年製作/102分/ジョージア・ドイツ・フランス合作
原題:Grzeli nateli dgeebi
配給:パンドラ
劇場公開日:2018年2月3日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5【内戦、紛争が続くジョージアで、厳しい日々を送りながらも、成長していく美しき少女2人の姿を描いた作品。】

2022年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

幸せ

■1992年春、ジョージアの首都・トビリシ。
 父親が”ある理由”で不在のエカは母親と姉との関係が上手く行っておらず、父親のいない理由を言わない母には、反発心を抱いている。
 親友のナティアの家庭はアル中の父親のために荒んでいた。
 ある日、ナティアは好意を寄せられている少年・ラドから弾丸が入った銃を贈られて…。

<ジョージア映画を観たのは、初めてだろうか。
 二人の少女、エカとナティアは厳しい時代の中、深い絆で結ばれている。
 彼女達の、表情や姿がとても美しいのが印象的。
 戦争や暴力の不毛さ、女性の権利を訴えかけ作品でもある。>

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NOBU

4.0武器を手放す勇気

2018年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

萌える

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佐分 利信

4.0ジョージアは美女大国?

2018年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

出てくる女性と
映像がとてもきれいでした。

そして、思春期独特の
優しさと自己本位などの相反するさまざまな内面も同居している。
社会も家庭も混乱していて
矛盾も、諦めも、哀しいこともいっぱいだけれど
花咲く頃の少女はとても美しい。

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アツコ

3.5ふたりの少女

2018年7月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

その国その時代、一部を極端に誇張することなくありのままを映し出し描いている。二人の主役は演技初挑戦というのが驚愕、素晴らしい。またクリアでナチュラルな映像が良い、雨の場面のカメラワークなど圧巻でした。

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褐色の猪
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