【国内映画ランキング】「MEG ザ・モンスター」初登場1位を獲得、「累 かさね」は9位スタート
2018年9月11日 13:00
[映画.com ニュース]9月8日~9日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。先週、近畿地方を直撃した台風21号に続き、北海道胆振東部地震といった自然災害が日本に大きな被害をもたらしているが、この週末興行では「MEG ザ・モンスター」が初登場1位を獲得した。
同作は、巨大ザメに襲われる人々のサバイバルを描いた海洋パニックアクション。7日から全国381スクリーンで公開され、土日2日間で動員18万3000人、興収2億8900万円を稼ぎ出した。これは今年5月18日に公開されたパニックアクション「ランペイジ 巨獣大乱闘」の興収比205%。公開3日間では動員23万8176人、興収3億7057万0700円を記録している。IMAX3Dと4DX版も上映され、土日2日間の4DX版の興収シェアが19.8%と高く、最終興収15億円超えが期待できる好スタートを切った。
2週連続首位だった「検察側の罪人」は2位で、週末2日間で動員15万3000人、興収2億0500万円をあげた。続いて「銀魂2 掟は破るためにこそある」が3位につけ、週末2日間で動員13万6000人、興収1億8500万円を記録。5位「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の累計興収は86億円を突破し、今年興収86.7億円を記録した「名探偵コナン ゼロの執行人」を抜くのが確実となった。
また、快進撃が続く「カメラを止めるな!」は6位をキープ。公開12週目に入った週末2日間で動員8万5000人、興収1億2600万円をあげ、累計興収は19億円に到達した。人気キャスト共演の青春音楽映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」も7位を維持している。
なお、土屋太鳳と芳根京子がダブル主演した新作「累 かさね」は初登場9位。2人の少女の美醜をめぐる人間の業を描いた松浦だるまの同名コミックを実写映画化した愛と狂気のダークシンデレラストーリー。客層は10代、20代の女性が中心で、レディースデイの高稼働を見込む。
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「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
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