麻薬戦争の極限の闇は新章へ突入「ボーダーライン」続編11月公開
2018年7月11日 06:00

[映画.com ニュース] アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、ルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出した「ボーダーライン」の続編「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」が、11月から全国公開されることが決定した。
ドゥニ・ビルヌーブ監督、エミリー・ブラント主演による前作は、エリートFBI捜査官が麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加したことで、善と悪の境界が揺らいでいく姿をリアルに描いたサスペンスアクション。続編では、前作からの続投となるジョシュ・ブローリン演じるCIA特別捜査官のマット・グレイヴァーと、オスカー俳優のベニチオ・デル・トロ演じる一匹狼の暗殺者アレハンドロが新たな任務に就く。
米政府は自国内で発生した自爆テロの犯人グループがメキシコ経由で不法入国したとにらみ、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れる任務をCIA特別捜査官のマット(ブローリン)に命じる。マットは、カルテルに家族を殺された暗殺者アレハンドロ(デル・トロ)に協力を要請、麻薬王の娘を誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかし、敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更により想定外の事態に陥り、アレハンドロは、兵士としての任務や報復、人質の少女の命のはざまでジレンマに直面する。
麻薬王の娘イサベル役をイザベラ・モナー(「トランスフォーマー 最後の騎士王」)、CIA副長官役をキャサリン・キーナー(「カポーティ」「マルコヴィッチの穴」)が演じるほか、前作のジェフリー・ドノバンが続投する。脚本は、前作「ボーダーライン」と「最後の追跡」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたテイラー・シェリダンが手がけ、イタリア人監督のステファノ・ソッリマメガホンがメガホンをとった。前作のビルヌーブ監督(「メッセージ」「ブレードランナー2049」)は、「ノックアウト! 素晴らしい続編に圧倒された!!」とコメントを寄せている。
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