信念を貫く“チンピラ”野村周平!「純平、考え直せ」場面写真初披露
2018年6月28日 10:00
直木賞作家・奥田英朗氏の人気小説を、「子猫の涙」「女の子ものがたり」「上京ものがたり」で知られる森岡利行監督が実写映画化。新宿・歌舞伎町でロケ撮影を敢行し、古めかしい任侠の世界と、現代の闇を映し出すSNS、いつの時代も変わらない若者たちの葛藤を、限られた3日間を刹那に駆け抜ける男女の青春模様としてまとめ上げている。
歌舞伎町のチンピラ・坂本純平(野村)は、ある日、対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる。「これで一人前の男になれる」と気負い立つ純平だったが、偶然出会ったOL・加奈(柳)と一夜を共にし、つい“鉄砲玉”になることをばらしてしまった。退屈を持て余していた加奈は、時代錯誤な純平の情熱に呆れながらも不思議な胸の高鳴りを覚え、決行までの3日間、行動を共にすることに。2人は思い切り笑い、孤独と不安を慰め合うなかで次第に惹かれ合っていく。
公開された場面写真の1点は、リーゼントをばっちりきめた純平が銃を構えて、真っ直ぐ前を見据えている様子を活写。劇中では「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」という加奈の提案に対して、「男が一度決めたことだから」と聞く耳を持たない純平。信念を決して曲げず、不器用すぎるほど実直な人物像を、野村が見事に体現している。残りの1点は、加奈が純平の両頬に手を添えながら、彼をじっと見つめている光景。“3日間”という限られた時間、急接近した2人の深い絆が伝わってくるカットとなっている。
「純平、考え直せ」は、9月22日から東京・新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開。