監督との禁断の恋でも話題 ベルリン受賞作「夜の浜辺でひとり」キム・ミニの未公開写真を入手
2018年6月16日 17:00

[映画.com ニュース]「お嬢さん」でも知られるキム・ミニ主演、ホン・サンス監督の「夜の浜辺でひとり」が公開された。今作で第67回ベルリン映画祭で、韓国人女優初となる銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞したと同時に、ふたりが恋愛関係を明らかにしたことも、大きな話題を集めた。このほど映画.comが、今作のキムの日本未公開カットを入手した。
映画は、ハンブルクとカンヌンというヨーロッパの二つの海岸都市が舞台。不倫スキャンダルでキャリアを捨て異国に逃げてきたヨンヒ(キム・ミニ)は、訪ねてくると言ったまま姿を現さない恋人を待ちながら、自分の真意が分からずに、後悔と欲望を引きずっている。時は流れ、韓国へ戻ったヨンヒは、旧友たちと再会したことで復帰を考え始める。
キムは、今作「夜の浜辺でひとり」のほか、初タッグ作「正しい日 間違えた日」(6月30日公開)、第70回カンヌ映画祭コンペ出品作「それから」(公開中)、イザベル・ユペールとの共演作「クレアのカメラ」(7月14日公開)の4本で主演。カイエ・デュ・シネマ誌のインタビューで、「ホン・サンス監督と撮った4本の映画はすでに私の生命の一部だとさえ言えるでしょう。彼と仕事ができたのはこの上もない幸運だと思っているし、できればずっとこうして彼と仕事が続けられればと思っています」「ホン・サンスは魔術師、そしてわたしたちふたりのコラボレーションは魔術なのです」と語っている。
ふたりの不倫スキャンダルは世間を騒がせたが、作品のクオリティ、ホン監督の新ミューズとして輝かしい存在感を見せたキムへの評価は世界的に高い。毎週連続公開される、ふたりのコラボレーションの軌跡を是非スクリーンで堪能してほしい。
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