夏川結衣、情熱的な“フラメンコ・サプライズ”に号泣!
2018年5月25日 17:00

[映画.com ニュース] 山田洋次監督による人気シリーズの最新作「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」が5月25日、全国337館で封切り。東京・丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、山田監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。
第1弾「家族はつらいよ」の熟年離婚、第2弾「家族はつらいよ2」の無縁社会に続き、今作のテーマは「主婦への讃歌」。夫・幸之助(西村)から心ない言葉を受けた妻の史枝(夏川)が家を飛び出したことで、平田家に大混乱が起こるさまを描いた。同キャストとは「東京家族」を含めると4度目のタッグとなった山田監督。「はっきりと目に見えたり、聴こえてきたりするわけではないですが、撮影の最中、ふっと皆さんが良いハーモニーを奏でる瞬間が何度もありましたね。これは4回目という年月が物語っているんだろうと思いました」と撮影を振り返っていた。
役作りの一環でフラメンコに初挑戦した夏川は「台本を開いた時にびっくりしました。踊っている女性の振り向いた顔が史枝になるって書いてあったので、合成だと思っていたんです。(山田監督の)『彼女は練習をやっているのかい?』という言葉を聞いて、大急ぎで練習を始めたんです」と告白。そして「監督には書く前に1度ご相談いただきたいなと(笑)」と話した後、場内に劇中でも流れる音楽が響き始めた。

ギター演奏に合わせて登場したのは、本作のフラメンコ講師を務めた佐藤浩希氏と女性ダンサーたち。呆気にとられた表情でステップを見つめる夏川は、なぜか涙が止まらない。佐藤氏は「(夏川は)踊りの経験が一切なかったので、これは困ったものだと(笑)。しばらくしてから、山田監督に『どうだい、夏川君頑張っているか?』と聞かれて、その時は全然踊れていなかったんですけど『すごく筋がいいです』と嘘をついてしまった」と述懐。「(練習中に)心が折れてしまった」こともあるという夏川に対し、山田監督は「ああ、可哀相なことを…」と茶目っ気たっぷりに切り返し、場内の笑いを誘っていた。
「思い出すだけで涙が出ます」と号泣の理由を明かした夏川。佐藤氏の登場については何も聞かされていなかったようだったが、周囲の訳知り顔を確認すると「私だけが知らなかったんですか!?」と驚きを隠せない。「いやだわ、本当にこの人たち。粗忽さ加減がもっと出ちゃうからやめてください」と赤面する夏川に、山田監督と“平田家”の一同は大笑い。「もっと拍手をくれると、また泣くと思いますよ」という橋爪の呼びかけに応じて、大きな拍手が巻き起こると、夏川は「いやだ! やめてください。写真撮らないで!」と慌てふためいていた。
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