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深田晃司監督が次世代担う佐藤快磨監督の新鮮な感覚を称賛

2018年5月7日 23:00

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深田晃司監督と佐藤快磨監督
深田晃司監督と佐藤快磨監督

[映画.com ニュース] 佐藤快磨監督の最新作「歩けない僕らは」のクラウドファンディングイベントが5月6日、都内で開催され、5月26日に最新作「海を駆ける」の公開が控えている深田晃司監督がトークゲストとして登壇した。

佐藤監督は、初長編監督作品「ガンバレとかうるせぇ」が国内外の映画祭で高い評価を得た。新作「歩けない僕らは」は、回復期リハビリテーション病院の新人理学療法士と、彼女を取り巻く人々を描く作品。宇野愛海、落合トモキ、板橋駿谷堀春菜細川岳門田宗大山中聡佐々木すみ江が出演している。深田監督は、「ガンバレとかうるせぇ」に対して「青春ものの定番を全部外してくるというか、人物・キャラクターの作り方の面白さで、ここまで新鮮・リアルに見えるんだなというのが面白かった」と称賛していた。

新作について、佐藤監督は「脳卒中になった方などが急性期を過ぎてから、国に定められた一定期間、入院しながら集中してリハビリを行う回復期リハビリ病院が舞台で、そこのセラピストさんと患者さんの関係性を描いた作品」と説明。深田監督が同作のポスターを見て、「ガンバレとかうるせぇ」主演の堀春菜細川岳の名前を発見し、「それはちょっと楽しみですね。4年経って、結構成長しているんじゃないですか?」と期待を寄せた。

また、池袋シネマ・ロサで5月10日まで開催中の「バウムちゃんねる映画祭」で、佐藤監督の短編映画「ハッピーハッピーサタデー」が上映されており、深田監督は「すごく面白かったです。ラストシーンが素晴らしいので、ぜひラストシーンを見に行ってください」と薦めた。一方、深田監督の「海を駆ける」は小説版が5月11日に発売予定で、「『淵に立つ』と全然違う雰囲気で、インドネシアのバンダ・アチェに観光に行った気分で観られる映画なので、ぜひ気楽に観て頂きたい」と自作のアピールも忘れなかった。

なお、クラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で、「歩けない僕らは」の映画祭への出品や来年劇場公開のための宣伝費の支援を5月14日まで募っている(http://eiga.com/official/motion-gallery/#arukenaibokurawa)。

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