ガンバレとかうるせぇ

劇場公開日:

ガンバレとかうるせぇ

解説

2018年に発表した「歩けない僕らは」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019国内コンペティション短編部門で観客賞を受賞するなど高い評価を得た新鋭・佐藤快磨監督が、同作の前の14年に手がけた初の長編映画。試合に勝っても褒められず、負けても責められないこともないという微妙な立場にいる高校サッカー部の女子マネージャーに焦点を当てた青春映画。山王高校サッカー部でマネージャーをしている3年生の菜津は、夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーは引退するという通例に反し、冬の選手権まで残ることを宣言。しかし、自分がすでに必要とされていないことに気づいてしまい……。「万引き家族」などにも出演した新進女優の堀春菜の初主演作で、主人公の菜津を演じた。19年11月に「歩けない僕らは」と同時上映で劇場公開。

2014年製作/70分/日本
配給:SPEAK OF THE DEVIL PICTURES
劇場公開日:2019年11月23日

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映画レビュー

3.5【高校三年生のサッカーチームを上手く統率出来ないキャプテン、顧問を含め必要とされていないと感じた女子マネージャーの心の葛藤を描いたリアルな青春スポーツ作品。】

2023年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■山王高校サッカー部でマネージャーをしている3年生の菜津。
 夏の大会に敗退したタイミングでマネージャーは引退するのが通例のなか、彼女は冬の選手権まで残ることを宣言する。
 だが、顧問から必要とされていないことに気づく。

◆感想

・高校野球、サッカー、バスケが好きである。コロナ禍までは地区予選は良く見に行っていた。彼らは一回負けたら終わりという中、必死に頂点を目指す。
 その姿を見るのが好きなのである。故にプロの試合は観ない。興味が無い。

・進学校の高校3年でスポーツをしている者は、どこかのタイミングで部を辞め受験に取り組む必要性が出てくるし、野球は夏に負ければ3年は必然的に引退となるがサッカーは冬がメインのため部を去るタイミングが難しい。

・今作で印象的なシーンは幾つもあるが、矢張りラスト雨の中、冬の試合に臨む山王高校サッカー部の試合にナツが駆けつけるシーンであろう。
 終わり方も巧いと思う。

<今作は、エンタメ要素は薄いが弱小高校サッカーチーム内の人間関係や(やる気のない奴、後輩を苛める奴。)マネージャーとの関係をリアルに描き出していると思った作品である。>

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NOBU

5.0「青春の」に限定された感情じゃなく、恋愛感情や友情でもなく、でもき...

2019年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「青春の」に限定された感情じゃなく、恋愛感情や友情でもなく、でもきっと誰もが共感できるあの気持ちをうまく表現してくれた作品だと思う。

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らっこおやじ

4.0リアリティ

2019年12月5日
Androidアプリから投稿

さわやかな青春ドラマや、愛と友情の物語やら、最後に栄光を勝ち取るスポ根ものたちとは対極にあるリアル青春物語。
主な登場人物の誰にも共感できない、キャラに入り込めない、そんな映画だ。
しかし、それこそが本当の青春なのだ。
部活の中身って本当にこうだったなと思う嫌なことがいっぱい。
決して後味さわやかな作品ではないけれど、ひしひしと感じるところのある映画だった。

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ごいんきょ
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