是枝裕和監督最新作「万引き家族」犯罪一家の愛情と焦燥収めた本予告完成
2018年4月18日 08:00

[映画.com ニュース] 是枝裕和監督の最新作「万引き家族」の本予告が完成した。罪を犯しながらも、互いを慈しんでひっそりと生きる家族の愛情と焦燥を収めている。
日雇い労働者の父・治(リリー・フランキー)と妻・信代(安藤サクラ)、息子・祥太(城桧吏くん)、信代の妹・亜紀(松岡茉優)は、祖母・初枝(樹木希林)の年金を定収入として、今にも壊れそうな平屋で質素に暮らしている。治と祥太は万引き、亜紀はJK見学店でバイトをして生活費を稼ぐなか、治が団地で凍えている傷だらけの幼い少女・ゆり(佐々木みゆちゃん)を連れ帰り家族として迎え入れる。しかし、ある事件をきっかけに家族はバラバラになり、それぞれが抱える秘密と願いが明らかになっていく。
本予告は、治がスーパーで祥太にハンドサインを出して万引きをさせ、自分は車から高級バッグを持ち去る場面から始まる。寒空の下で凍えるゆりを連れ帰った治に、信代と亜紀は「返してきなよ」「誘拐だよ」と呆れ顔を見せるが、事情を察した一家は“家族”になることを選ぶ。しかしそのうち、ゆりが行方不明の少女として報道され、一家は取調べを受けることに。取調室で、自らの子に万引きしか教えられない現実を口にして呆然とする治と、「拾ったんです。捨てた人は、ほかにいるんじゃないですか?」とつぶやく信代の表情が印象的な仕上がりとなっている。
「万引き家族」は、6月8日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
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