「焼肉ドラゴン」鄭義信監督、こだわりの再撮影!真木よう子ら女優陣も賛同
2018年4月13日 20:00

[映画.com ニュース] 劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲を映画化した「焼肉ドラゴン」の試写会が4月12日、都内で開催。鄭監督と2016年上演の舞台版に出演した女優の中村ゆりが出席した。
高度経済成長にわく1970年代、関西の地方都市を舞台に、小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む家族の絆を描く。映画では店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、静花、梨花、美花の3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、静花の幼なじみで常連客の哲男を大泉洋が演じている。
鄭監督は「新人監督にとってはタイトで厳しいスケジュールだったが、たくさんの人に支えられた幸福な作品になった」と回想。キム演じる父親と市役所職員がもめるシーンについて、「最初は男たちがもめる様子を、3姉妹が見守っていたが、どうしてもしっくりいかず、翌日に再撮影のお願いをした」と明かし、「真木さんたち女優陣もそう思っていたらしく、真木さんは『私も賛成です』とすぐに握手してくれた。まさに家族が一丸になれました」と感謝を示した。
舞台版で次女の梨花を演じた中村は「カーテンコールのたびに、こちらが涙してしまうほど、お客様の反応が感動的だった」と振り返り、「おこがましいですが、初監督とは思えないクオリティ。映画を拝見し、すばらしい作品に参加させてもらえたのだと改めて実感した」としみじみ。「鄭さんの作品はどれも、時代に翻ろうされた人たちの気持ちを代弁している。つらい境遇でも、笑ってたくましく生きるパワーが感じるし、笑いこそが切ない。そういう二面性も魅力」と語っていた。
「焼肉ドラゴン」は、6月22日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、どの映画を観たらいいですか?
【答え:私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
ヤバすぎる世界へようこそ
【この映画がすごい】“最弱の青年”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ