和睦交渉か、命を賭けた戦闘か――「天命の城」ポスター&予告編完成
2018年4月2日 17:00
[映画.com ニュース] イ・ビョンホンとキム・ユンソクがダブル主演する時代劇「天命の城」の予告編と、イとキムが演じる2人の主人公が自らの信念を貫こうと葛藤する姿を切り取ったポスター画像が公開された。
韓国でベストセラーとなったキム・フンの同名小説を、「怪しい彼女」「トガニ 幼き瞳の告発」のファン・ドンヒョク監督が映画化。1636年、丙子(へいし)の役で清の攻撃を避けた王と朝廷が南漢山城へ逃げ、孤立無援の状況下で繰り広げられた47日間の物語を描く。敵軍に完全包囲された絶体絶命の状況で、平和を重んじ清と和睦交渉を図るべきだと考える吏曹大臣チェ・ミョンギル(イ)と、大義を守り清と戦うことを主張する礼曹大臣のキム・サンソン(キム)が対立。2人の間に挟まれた王・仁祖(パク・ヘイル)は、朝鮮の未来を思い葛藤する。
予告編には、それぞれの信念に従って王を説得するチェとキムの様子が収められている。1万3000人の家臣と兵を連れて篭城している王は、チェとキムから世継ぎを人質に差し出して和睦交渉をする道と、命を犠牲にしても戦う道の選択を迫られ困惑する。飢えと寒さで限界を迎えている民と国の存亡のため、それぞれが真摯に意見し、王の苦渋の決断を見守る姿が胸を打つ仕上がりとなっている。
「天命の城」は、6月22日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。