夏帆×武正晴監督×脚本・足立紳「きばいやんせ!私」鹿児島でクランクイン
2018年3月6日 04:00
[映画.com ニュース] 夏帆が主演し、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督と脚本・足立紳が新たにタッグを組んだ映画「きばいやんせ!私」が、このほど鹿児島のKKB鹿児島放送スタジオでクランクインを迎えた。あわせて夏帆と武監督のコメントと、岡山天音、宇野祥平、丸山智己、鶴見辰吾が出演することが発表された。
“日本本土最南端”の町とされる鹿児島県・南大隅町を舞台に紡ぐヒューマンコメディ。東京で女子アナウンサーをしている貴子(夏帆)は、都会での競争や恋に疲れ自分を見失っていた。そんなある日、幼少期に住んでいた南大隅町や、約1300年の歴史を持つ「御崎祭り」の取材を命じられ、嫌々ながら現場入り。おざなりの取材を続けていたが、町を盛り上げようと必死に奮闘する幼なじみ・太郎(太賀)らの思いに触れ、次第に「この町の文化を伝えたい」と本気で考え始めていく。
アナウンサー役に初挑戦する夏帆は、役づくりのため発音などを特訓。実際のアナウンサーの指導を受けてベースを形成し、鹿児島での撮影に臨んだ。「足立紳さんの素晴らしい脚本のもと、とても魅力的なスタッフ、キャスト陣が集まりました」と充実の様子で、「誰よりも揺るぎなく、最前線を全力で駆けていく武監督(ついていくのに必死です)。素敵な映画になりそうな予感がひしひしとしています。南大隅という町の大らかさのなかで、土地の力を借りて、のびのびと演じてゆけたらと思っています」と明かしている。
さらに武監督は、雄大な自然を背景にしたロケを「桜島に迎えられながらのクランクインが嬉しい限りです」と語る。夏帆に対しては「もう何日も一緒に撮影しているかのような、夏帆さん演じる貴子が嬉しいのです」と信頼をのぞかせ、「南大隅という土地でのスタッフ、キャストとの共同作業は、夢のような日々となることだと確信しています。主人公・貴子同様、この映画がどのように変ぼうしていくかがとても楽しみです。精一杯奮闘します」と怪気炎を上げている。