【第41回日本アカデミー賞】広瀬すず「三度目の殺人」で最優秀助演女優賞!
2018年3月2日 21:26

[映画.com ニュース]第41回日本アカデミー賞の授賞式が3月2日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「三度目の殺人」の演技が評価された広瀬すずが最優秀助演女優賞を受賞した。
第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出された本作は、是枝裕和監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。裁判をビジネスと割り切る弁護士・重盛(福山雅治)が担当することになったのは、死刑がほぼ確実な殺人事件。2度目の殺人を自供した容疑者・三隅(役所広司)と面会を重ねるが、供述が二転三転し明確な動機を見抜くことができず、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。
是枝監督とは「海街diary」以来2度目のタッグとなった本作では、物語の鍵を握る被害者の娘・山中咲江役に息吹を注ぎ込んだ広瀬。第40回「怒り」で優秀助演女優賞を受賞していたが、同部門の最優秀賞は初の戴冠となった。発表前、司会を務めた西田敏行から「初々しいのに風格がある」、宮沢りえから「黙っているのにずっと喋っているかのようなエネルギーを感じました」と絶賛されると「台本をいただいてなかった『海街diary』の時は、現場に行くまでは何も知らなかったですし、ある意味力が入らなかったんです。(事前に台本をもらった本作では)今日やっているシーンを知っている自分が恥ずかしかった」と振り返っていた。
心に闇を抱えた少女を静かに力強く演じた広瀬に対し、是枝監督は「色々な監督さんと良いお仕事をされたんだと思います。すごくキモがすわったといいますか、大きく育っている。ついていくのが精一杯でした」と手放しで称賛した。プレゼンターを務めた妻夫木聡から最優秀賞ブロンズを受け取ると「本当にありがとうございます」と力強く言葉を紡いだものの、「ちょっと、何をしゃべればいいのかわからない」と驚きを隠し切れない様子。だが「やっぱり込みあがってくるのは、嬉しいという気持ち」と笑みを浮かべると、「監督はいつも見たことがない景色をたくさん見せていただけるので、これから少しでも恩返しができるように。そして、自分が出演させていただいた作品の力になれるような役者さんになるため、これからも頑張ります」と気持ちを新たにしていた。
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