柄本佑、本気の女装に自信あり?前田敦子は「別に綺麗じゃない」と一刀両断
2018年2月26日 20:10

[映画.com ニュース] 柄本佑の主演で、白夜書房の取締役編集局長を長らく務めたことでも知られる編集者・作家の末井昭氏のエッセイを映画化した「素敵なダイナマイトスキャンダル」の東京プレミア上映会が2月26日、テアトル新宿で行われ、柄本と末井氏をはじめ、キャストの前田敦子、三浦透子、尾野真千子、メガホンをとった冨永昌敬監督が、上映前の舞台挨拶に出席した。
幼少期に実母が隣家の息子と不倫の末にダイナマイト心中するという衝撃の体験をした末井(柄本)は、高校卒業後に上京し、キャバレーの看板描きを経てエロ雑誌業界に入る。伝説のエロ雑誌の編集長となり、写真家・荒木経惟らとのタッグで80年代を席巻していくさまを描く。「(上映を迎えて)感無量すぎる」と並々ならぬ思いを明かした冨永監督。「(末井の活動には)『つまらない時に、何をすれば面白くなるのか』というヒントが隠されていると思う。その点を映画好きな人、特に若い方に見てもらいたい」と熱を込めて語っていた。
前田、三浦、尾野は、末井を取り巻く3人の“ファム・ファタルな女たち”として出演。柄本は天然な妻・牧子を演じた前田を「僕のあっちゃん、私のあっちゃんにしたくなる魅力がある」と説明した。「別の作品に出演している姿を見て、『このあっちゃんを、こんなあっちゃんにしたいんだ』と思わせてしまう女優さん。色気を漂わせた白いキャンバス」とキャッチフレーズをつけ、前田をほほ笑ませた。一方、愛人・笛子役の三浦については「どっしりとされている。ひょこひょことついていきたくなるくらい、後ろ姿がたくましい」と落ち着き払った立ち居振る舞いに感心していたようだ。
そして“爆発”した母・富子役の尾野に対して「あんまり言いたくないんですけど、すげえ綺麗なんですよ」と柄本。「スローのカットは必見です。皆さんがあまり見たことがない尾野さんが映っています」と絶賛すると、尾野はまんざらでもない様子だった。だが、末井氏とデュエットしたエンドロールの主題歌「山の音」(やまのね)の話題になると、尾野は「やりがいもありましたし、楽しかったですけど、恥ずかしいです。この話もういいってくらい」と言葉少な。柄本は「映画全体の流れで見ると、エンドロールの歌は、ラストシーンくらいの比重がありますよ。ぜひ最後まで見ていただきたい」とアピールしていた。
劇中で女装を披露している柄本は、末井氏から撮影前に「女性用のパンティを履いて、ブラジャーをつける。そうやって気持ちが入っていく」とアドバイスを受けていた。「(撮影終了後)パンティを脱ぐこと自体は大丈夫だったんですが、ブラジャーを外す時、トップを思わず隠してしまいたくなった」と恥じらいを実感するほど役にのめり込んだ柄本。そのエピソードを受けて前田は「『絶対に綺麗だから、俺』とすごい自信を持っていたみたいで、撮影が終わった後にわざわざLINEで写真を送ってきた(笑)」と暴露した。その渾身の女装を見た感想を問われると「別に綺麗ではない」と一刀両断し、場内の笑いを誘っていた。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」は、3月17日から東京・テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国で公開。
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