ダイアン・クルーガー、カンヌに輝いた「女は二度決断する」携え11年ぶりの来日決定
2018年2月23日 15:00
[映画.com ニュース]「女は二度決断する」で第70回カンヌ国際映画祭の女優賞に輝いたダイアン・クルーガーが、3月下旬に来日することがわかった。同じく来日するファティ・アキン監督、共演者のデニス・モシットーと共に、イベントへの登壇も予定されている。
カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で受賞歴を誇るドイツの名匠アキンが、「イングロリアス・バスターズ」「ミスター・ノーバディ」のクルーガーを主演に迎えた本作。突然の悲劇でトルコ人の夫と幼い息子を奪われた女性カティヤ(クルーガー)が、絶望のなかで下す決断を描く。トルコからの移民を両親に持つアキン監督が、ドイツの極右テロ組織・国家社会主義地下組織(NSU)が2000~07年に起こした人種差別テロ事件に着想を得て製作した。第75回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞受賞に輝いている。
クルーガーの来日は、07年の「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」以来約11年ぶり。LUX、カルバンクライン、シャネルの広告塔を務めるなど多方面で活躍し、私生活では「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスの恋人としても話題を集めている。
クルーガーは、「元々、私はファティ(・アキン)の作品の大ファンだった。12年のカンヌ国際映画祭で『あなたの映画に出たい」と話して、ようやく夢がかなったの」と念願のタッグだったと明かす。「『女は二度決断する』は犯人側の動機は問題にしていない。ただ、家族を失った者が感じる悲痛な感情を描いている」と解説し、「撮影に入る前に約6カ月かけて30家族ほどのテロや殺人事件の犠牲者となった方々に話を聞いて、とてつもない苦しみや悲しみや重みを引き受けなければいけないと感じた。この経験は私の人生を完全に変えたわ。撮影中、何度も自分が演技をしているのではないような感覚になったの。自分の目の前で起きていることに反応しているような……。今も私の中にカティヤはいる。この作品は、私にとってとても大切な映画になったわ」と思いを語っている。
「女は二度決断する」は、4月14日から全国公開。
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