ミスター・ノーバディ
劇場公開日 2011年4月30日
解説
「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」で知られるベルギーのジャコ・バン・ドルマル監督が、人生の選択によって生じるさまざまな可能性を、複数のパラレルワールドで描くファンタジードラマ。2092年、科学技術の進歩により不死が実現した世界で、唯一命に限りのある118歳のニモは、死を目前にして過去を回想する。最初の選択は、9歳だったニモが別れた両親のどちらについていくかで始まった……。主演は「レクイエム・フォー・ドリーム」のジャレッド・レト。
2009年製作/137分/PG12/フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ合作
原題:Mr. Nobody
配給:アステア
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2021年10月12日
iPhoneアプリから投稿
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芸術として楽しむべき映画。
全体的に漂う美しさは見た後に感じる余韻に似た感情を抱く。特に彼女であり、義姉である恋人と日光浴しながら
タバコを嗜むシーン。何とも憧れる。
あのシーンだけでアート作品として欲しいレベル。
内容としてはあの時点でこの選択をしていたら
どのような未来が待っていたかを追体験できる映画で、
とても楽しいが、設定は複雑で難しい。
分かっていないが、分かった気がしている。
そんな不思議な映画。
ストーリーを楽しみたいというときよりも、
映画というジャンルの芸術作品を見たいときに
鑑賞するべき作品。
凡庸な幾つかの物語を束ね方と綺麗な画だけで新味と言っても、駄目なものは駄目。
幾つかに分岐した人生と称して半端な分量で腰の据わらぬ物語が思い付きで盛り付けられる。
ちょっとずつ沢山乗って、どれも印象に残らず美味くもないお子様ランチ。
尤もらしいが、非支持。
2021年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ねむい。
人生は選択次第、全てに価値がある、といいたいのはわかるが、無駄な時間と作業をかけすぎ。
だいたいあのオチで、あの人があれだけの膨大な話を考えるということにムリがある。あの構成だと、違うところへ走りだすが、その直前のあの一瞬で考えたということにとれてしまう。
やっぱり映画はストーリーありきである。
時間を返してほしい。
2020年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
いわゆるパラレルワールドを映像化したものと解釈しました。あらゆる可能性の分だけ存在する宇宙、という理解でしょうか。それ故に、ビックバンとか、そうした事柄を解説するシーンも含まれていました。良い選択であったに見えて、様々なトラブルや不幸が舞い込んでくる。辛く悲しい成り行きに見えて、とても美しく素晴らしい展開にも見える。そして向かえた結末は理解しがたい不可思議な世界。でも、エンディングの不可思議な映像表現が私は好きです。何が何だか判らないけど、素敵なハッピーエンドであったと、私は解釈することにしようと思いました。
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