気象予報士・森田正光「ジオストーム」は「気象の集大成映画」 依田司は独創性に太鼓判
2018年1月16日 17:00

[映画.com ニュース] 異常気象が地球を襲うディザスターアクション「ジオストーム」のトークイベントが1月16日に都内で行われ、気象予報士の森田正光、依田司が作品をプロ目線で解説したほか、人気子役の谷花音が駆けつけた。
天候を制御できる最新技術を搭載した気象コントロール衛星“ダッチボーイ”が、突如として暴走。不可解な異常気象が同時多発的に起こる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐべく、衛星開発者と国務省スタッフの兄弟が、絶体絶命の危機に立ち向かう。「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけたディーン・デブリンが初メガホンをとった。
森田は、開口一番「すごく面白いですよ。災害系の映画って慣れちゃうんだけど、本作は違う。普通の映画は、隕石なら隕石だけ、竜巻なら竜巻だけと単発。でもこの映画は、全部出てくる。災害とか気象の集大成映画だと思います」と絶賛。森田に同調した依田は「お天気って人のお命とか財産を奪うもの。悪用されてしまうと、大変なことになってしまう。そこまでは考えていなかったので、そうだよなぁと思いました。香港のCGのシーンが、すごいですよ」と本作のアイデアに感服した様子を見せた。
「普段はドキドキハラハラ系の映画が苦手なんですが、実際にある天気のお話なので、こんな風になったらどうしようと考えながら見ていました」という谷は、気象予報士の2人に対して「格好良い……」とあこがれの目線。森田から「20キロか30キロ先の天気を見るんです。天気は移動するものだから」とプロの技を教わると、目を丸くしていた。
劇中に登場する気象コントロール衛星は「現在の技術だと難しい」(森田)というが、「北京オリンピックの時にわざと雨を降らして、晴れにしたことがありますよね。部分的にはできると思います。日本にも人工降雨機がありますし、小さな規模でコントロールしていることは事実ですね」と実際の事例を交えて解説。森田は続けて、「異常気象が増えているのは事実。最近は10年に1回くらいの頻度になっているので、最近は気象庁でも“異常気象”ではなく“極端気象”と呼ぶようになっている」と豆知識を披露していた。
「ジオストーム」は、「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズのジェラルド・バトラー、「クラウド アトラス」「アップサイドダウン 重力の恋人」のジム・スタージェス、「スリー・ビルボード」(2月1日公開)のアビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシアらが出演する。1月19日から全国公開。
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